アイランドキッチンは見た目の高級感や多機能性から憧れを持つ方が多いキッチンです。
しかし、一方で知っておくべきデメリットも多く、知らずにアイランドキッチンを導入をすると後悔する可能性は高いのも事実
そこで今回は「アイランドキッチンはやめとけ/後悔すると言われる理由」を徹底解説します。
本記事を読むことで、アイランドキッチンのメリット/デメリットを理解でき、間取りや新生活で後悔せずに済みますよ。
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アイランドキッチンはやめとけと言われる理由
結論、アイランドキッチンはやめとけと言われる理由は以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
やめとけと言われる理由①:掃除が大変
まずアイランドキッチンは、掃除が大変な点でやめとけと言われることが多いです。
従来のキッチンは壁に囲まれているため、汚れが目立ちにくく掃除の頻度も少なくて済みます。しかし、アイランドキッチンはリビングやダイニングから丸見えのため、汚れが目立ちやすいんですよね。加えて、アイランドキッチンは掃除面積も多くなるので、通常のキッチンよりも掃除の手間は多いです。
また、アイランドキッチンは掃除しにくい部分が多いこともデメリット。例えば、シンク周りやコンロ周りの隙間、床に飛び散った油や水滴など、細かい部分まで掃除する必要があります。
なので、掃除が苦手な方や、日々の生活で時間に余裕がない方は、アイランドキッチンの導入は慎重に考えるべきでしょう。
やめとけと言われる理由②:収納が少ない
アイランドキッチンの大きなデメリットのとして、収納スペースが限られる点が挙げられます。
通常のキッチンでは、吊り戸棚や壁面収納を活用することができますが、アイランドキッチンはそのデザインの特性上、壁面を使用できないため、吊り戸棚を設置できません。
さらに、アイランドキッチンは通路スペースを確保するために、本体と通路を合わせて約6畳、冷蔵庫や収納も含めると8畳ほどの広さが必要です。結果として、収納スペースが不足しがち。
収納不足を補うのであれば、アイランドキッチン周辺にパントリーを設けるなどの工夫をすると良いでしょう。
やめとけと言われる理由③:音が響きやすい
アイランドキッチンには音が響きやすいというデメリットもあります。
通常のキッチンでは、壁やパーティションが音を遮断する役割を果たしますが、アイランドキッチンの場合は調理中に発生する音がダイレクトにリビングに届きます。
他にも、フライパンや鍋を使った調理中の音や、食器を扱う音がリビングやダイニングに響きやすいです。そして、アイランドキッチンは広い空間に設置されることが多いため、音が反響しやすくもあるんです。
狭いスペースに無理やりアイランドキッチンを導入すると後悔する可能性が高いので、一定の注意が必要です。
やめとけと言われる理由④:広いスペースが必要
アイランドキッチンを導入する場合は広いスペースが必要です。
アイランドキッチンは四方に通路を設ける必要があり、ざっくりキッチン本体と通路を合わせて約6畳の広さが必要。冷蔵庫や収納も含めたキッチン全体の広さとしては、約8畳が理想的。リビングやダイニングと一体化した間取りを考えると、LDKとして約20畳の広さ程度が必要です。
また、アイランドキッチンの周囲には十分な通路幅を確保する必要があり、通路幅の目安としては壁とキッチンの間で約80cmから100cm、キッチン本体とダイニングテーブルやリビングの家具との間では、さらに広い通路幅が必要です。
そのため間取りの制約がある住宅や、広いスペースを確保するのが難しい場合は、アイランドキッチンの導入はしない方が良いでしょう。
やめとけと言われる理由⑤:匂いが広がりやすい
アイランドキッチンは匂いが広がりやすいというデメリットもあります。
通常のキッチンでは、壁やパーティションが匂いや煙をある程度遮断する役割を果たしますが、アイランドキッチンは壁に接していないため、匂いや煙が遮断されずに広がりやすいわけです。
付随して油煙が広がりやすいため、壁や天井、家具などに油汚れが付着しやすくなるというデメリットも。
なので、アイランドキッチンを導入するのであれば、大型の換気扇や高性能なレンジフードを設置する必要があるでしょう。
やめとけと言われる理由⑥:リフォーム費用が高い
アイランドキッチンはやめとけと言われる大きな理由は高額なリフォーム費用です。
そもそもアイランドキッチンの本体価格自体が高いです。一般的な壁付けキッチンの本体価格が約30万円~50万円程度であるのに対し、アイランドキッチンの本体価格は100万円以上になることが多いです。例えば、パナソニックの高級モデル「Lクラス」の場合は、本体価格が約170万円から。
アイランドキッチンを設置するためのリフォームから始める場合は、解体費用や新たな配管工事、電気工事などが必要で、追加で数十万円から100万円以上の費用がかかります。また、リフォーム後のメンテナンス費用も必要。
アイランドキッチンは本体価格もリフォーム価格も高いので、資金的に余裕がない場合はおすすめしません。
やめとけと言われる理由⑦:子供やペットに危険がある
アイランドキッチンは子供やペットにとって危険な環境になることがあります。
というのも、アイランドキッチンは四方に通路があるため、子供やペットが自由に行き来できるから。要するに、調理中に子供が近づいたり、ペットが足元に入り込んだりするリスクが高まるわけです。
もちろん通常のキッチンでも同様のリスクはありますが、アイランドキッチンは壁がないため、ベビーゲートやペットゲートの設置が難しいんですよね。
通常のキッチンよりも子どもやペットの危険防止策を講じにくいという点で、特にお子さんがいる家庭では「アイランドキッチンはやめとけ」と言われがちです。
やめとけと言われる理由⑧:コンセントの配置が難しい
アイランドキッチンはコンセントの配置が難しいです。
理由は単純で、アイランドキッチンが壁に接していないから。物理的にコンセントを設置するためのスペースが制限されているわけです。
加えて、アイランドキッチンの設計段階で、コンセントの配置を考慮しないと、後から追加することが難しいこともデメリット。例えば、キッチンカウンターの下にコンセントを設置する場合、配線工事が必要となり、追加のコストは発生します。
キッチン周りでは特に電化製品を置くことが多いと思いますので、設計の段階で使う電化製品の数を把握しておき、コンセントの配置を考えておくのが良いでしょう。
アイランドキッチンのメリット/良かった点
ただ、もちろんアイランドキッチンはメリットも多く、導入して良かったと感じる方が多いのも事実です。
例えば、以下のようなメリットがあります。
順番に見ていきましょう。
メリット①:複数人で使いやすい
アイランドキッチンは作業スペースが広いため、通常のキッチンより複数人で使いやすいことが特徴です。
例えば、家族や友人が集まって料理をする際、アイランドキッチンなら複数人で同時に作業ができるため、効率的に調理が進められますし、パーティーや家族行事の際にみんなで料理を楽しむことができます。
また、アイランドキッチンでは視界が広がるため、子どもがリビングやダイニングで遊んでいる様子を確認しながら料理ができたり、調理中でも家族と会話を楽しむことができたりなど、コミュニケーションが取りやすいメリットもありますね。
メリット②:動線が良く動きやすい
アイランドキッチンの大きなメリットの1つは、動線が良いことです。
キッチンの周囲に通路があり、どの方向からでもアクセスできるためですね。そのため通常のキッチンよりも調理の効率が上がりやすく、時間の節約にも繋がります。
また、アイランドキッチンは掃除の回数が増えるデメリットがある一方で、キッチンの周囲に通路があるため掃除がしやすいメリットもありますね。
メリット③:空間が有効活用できる
アイランドキッチンはキッチンがリビングやダイニングと一体化しているため、部屋全体が広く感じられるメリットがあります。
また、アイランドキッチンはキッチンカウンターとして利用したり、子どもの宿題を見たりなど、単なる調理スペースではなく、多機能な家具としても活用が可能です。
このように狭い空間でも工夫を凝らせば、部屋全体を広く感じさせたり、様々な用途で利用したりと、空間を有効活用することができますよ。
メリット④:見た目に高級感がある
アイランドキッチン最大のメリットは見た目に高級感があることでしょう。
アイランドキッチンでは高品質な素材を使用することが多く、キッチン全体が高級感のある仕上がりになります。素材の多くはセラミックやステンレスなどなため、見た目の高級感はもちろん耐久性もばっちり。
広いキッチンカウンターやおしゃれな照明を取り入れることで、キッチンが部屋全体のフォーカルポイントにもなるため、アイランドキッチンは単なる調理スペースではなく、もはやお洒落なインテリアとも言えますね。
メリット⑤:レイアウトの自由度が高い
アイランドキッチンはレイアウトの自由度が高い点もメリットと言えるでしょう。
例えば、アイランドキッチンは、リビングやダイニングの配置に合わせてキッチンを中央に配置したり、L字型やU字型にしたりなど、様々なレイアウトが選べます。
また、アイランドキッチンはデザインの自由度も高め。キッチンカウンターの素材や色、収納のデザインなどを自由に選ぶことができ、自分好みのキッチンを作ることが可能です。
通常のキッチンだと浮いて見えることもありますが、アイランドキッチンの場合は空間に馴染んだレイアウトにできるので、デザインにこだわりたい方には最適と言えますね。
【体験談】アイランドキッチンで後悔した点/良かった点
次に、SNSでアイランドキッチンで後悔した点/良かった点を調査しました。
検索すると「アイランドキッチン 後悔」「アイランドキッチン 最悪」と出てくるので、別観点からの意見を見ていきましょう。
体験談①:油跳ねで多かれ少なかれ後悔する
ただ、アイランドキッチンは料理するなら絶対やめた方がいいと思うの…
— コア太郎@🐶🏕️ (@z2550996) November 25, 2020
油跳ねで多かれ少なかれ後悔すると思うから、普通のカウンターで正面パネルつけた方が良いと思うの…
ただ、アイランドキッチンは料理するなら絶対やめた方がいいと思うの…油跳ねで多かれ少なかれ後悔すると思うから、普通のカウンターで正面パネルつけた方が良いと思うの…
体験談②:広めのアイランドキッチンにしてほんとうに良かった
家の造りはリビングのことで一番悩みましたが うちは広めのアイランドキッチンにしてほんとうに良かった☺︎ 広々収納たっぷり 2人で使っても圧迫感がない 物を失くさない(最重要) そして開放感がお気に入り🍳
— ほしふぶき (@Renge626) November 11, 2022
これからマイホーム予定のある人には
一度内見してみてほしい(🤍^▽^🤍)
家の造りはリビングのことで一番悩みましたが うちは広めのアイランドキッチンにしてほんとうに良かった。広々収納たっぷり 2人で使っても圧迫感がない 物を失くさない(最重要) そして開放感がお気に入り。これからマイホーム予定のある人には一度内見してみてほしい
体験談③:想像以上に大きくて間取り失敗した〜と後悔中
新居、20畳のLDKなのに無理やりアイランドキッチンにしたから、もはやリビングと呼べないほどのこぢんまりスペースになってしまった…搬入されたキッチン見て想像以上に大きくて間取り失敗した〜と後悔中😂
— はちこ☺︎@1y (@hacci0426) August 14, 2023
新居、20畳のLDKなのに無理やりアイランドキッチンにしたから、もはやリビングと呼べないほどのこぢんまりスペースになってしまった…搬入されたキッチン見て想像以上に大きくて間取り失敗した〜と後悔中
体験談④:アイランドキッチンは回遊式の間取りが良かった
我が家はアイランドキッチン、かつ玄関からリビング、キッチン、ユーティリティ部分等と回遊式の間取りなので、毎日息子と夫が追いかけっこしてる。そういう姿を見ると戸建てにして良かったなって思う。
— こしあんちゃん (@emilycamp_ems) March 16, 2017
我が家はアイランドキッチン、かつ玄関からリビング、キッチン、ユーティリティ部分等と回遊式の間取りなので、毎日息子と夫が追いかけっこしてる。そういう姿を見ると戸建てにして良かったなって思う。
体験談⑤:アイランドキッチンにしたところ後悔の連続らしい
知人がリフォームでアイランドキッチンにしたところ、後悔の連続らしい。換気扇が効かず臭いが籠もる。水はね、油はね。調理器具や洗剤が丸見えで生活感ありあり。人に自慢できるキッチンの筈が、見せたくないキッチンになってしまったと。
— レンブラントちゃん (@rembrantchan) August 26, 2023
知人がリフォームでアイランドキッチンにしたところ、後悔の連続らしい。換気扇が効かず臭いが籠もる。水はね、油はね。調理器具や洗剤が丸見えで生活感ありあり。人に自慢できるキッチンの筈が、見せたくないキッチンになってしまったと。
アイランドキッチンで後悔した点/良かった点:まとめ
アイランドキッチンで後悔した点/良かった点をまとめると上記の通り。
- 油跳ねで多かれ少なかれ後悔する
- 想像以上に大きくて間取り失敗した〜と後悔中
- アイランドキッチンは回遊式の間取りが良かった
- アイランドキッチンにしたところ後悔の連続らしい
- 広めのアイランドキッチンにしてほんとうに良かった
油跳ねに関する声がちらほら。
アイランドキッチンを導入して後悔している方の多く理由は「油跳ねがひどい」や「間取りが小さかった」などでした。
一方で「回遊式の間取りが良かった」や「圧迫感がなく開放感がある」など、導入して良かったと感じている方もいました。
なので、アイランドキッチンのメリットとデメリットを把握した上で、どちらを強く感じるのか?をしっかりと考える必要があるでしょう。
アイランドキッチンと対面キッチンの違い?
結論から言うと、アイランドキッチンは対面キッチンの中の種類の1つです。
なので、そもそも概念が異なるというより、対面キッチンの中に内包されるのがアイランドキッチンですね。
ちなみに対面キッチンの種類は以下の通り。
- I字型対面キッチン:キッチンが一直線に配置され、リビングやダイニングと向かい合う形
- L字型対面キッチン:キッチンがコーナースペースに配置され、L字型に配置される形
- U字型対面キッチン:キッチンが三方を囲む形でU字型に配置される形
- アイランド型対面キッチン:キッチンが部屋の中央に配置され、四方からアクセスできる形
- ペニンシュラ型対面キッチン:キッチンが半島(ペニンシュラ)のようにリビングやダイニングに突き出して配置される形
どのタイプもリビングとの一体感があり開放的なデザインにはなりますが、取るスペースやデザインが変わってくるので、部屋の間取りや統一感の観点でキッチンタイプを選ぶと良いでしょう。
アイランドキッチンで後悔する人/おすすめな人
では、最後にアイランドキッチンで後悔する人/おすすめな人を解説していきます。
順番に見ていきましょう。
アイランドキッチンで後悔する人
アイランドキッチンで後悔する人は以下の通り。
- 匂いや煙が気になる人
- キッチンを見られたくない人
- 広いスペースが確保できない人
- 収納スペースを多く必要とする人
- 掃除や整頓に時間をかけられない人
アイランドキッチンは匂いや煙が気になる人にはおすすめしません。調理中の匂いや煙がリビングやダイニングに広がりやすいため、換気を徹底しないと匂いが滞留してしまいます。
キッチンを見られたくない人にも不向き。リビングやダイニングから丸見えになるため、調理中の手元やキッチンの状態が常に見えてしまいます。料理中の様子を見せたくない人には適していません。
また、広いスペースが確保できない人も避けるべき。スペースが狭い場合では動線が悪くなり、使い勝手が悪くなります。収納スペースを多く必要とする人にも向きません。アイランドキッチンは吊り戸棚が設置できないため、収納スペースが少ないです。調理器具や食器が多い家庭では、収納に困る可能性がありますね。
さらに、掃除や整頓に時間をかけられない人にもおすすめしません。アイランドキッチンは通常のキッチンより掃除の手間が多いので、家事を増やしたくない人には適さないと言えるでしょう。
アイランドキッチンにおすすめ人
アイランドキッチンにおすすめ人は以下の通り。
- スペースに余裕がある人
- 複数人で同時に作業したい人
- デザインの自由度を重視する人
- キッチンをおしゃれに見せたい人
- 子どもの様子を見ながら料理したい人
アイランドキッチンは、広いスペースが確保できる家庭に最適。設置には広い通路と作業スペースが必要なため、狭いスペースでは使い勝手が悪くなるためですね。
また、複数人で料理をしたい場合にも向いています。スペースが広いので、家族全員で同時に料理をすることが可能。子どもと一緒に料理することも出来るでしょう。
アイランドキッチンはデザインの自由度が高いため、おしゃれでモダンなキッチンを求める人にもおすすめですね。
アイランドキッチンはやめとけと言われる理由:まとめ
アイランドキッチンには匂いや汚れなどのデメリットがあり「やめとけ」と言われることがあります。
とはいえ、アイランドキッチンは見た目の高級感や開放感、回遊式の間取りなどメリットが多いのもまた事実です。
なので、デメリットを飲み込めるなら後悔しないでしょうし、そうでないならやめた方が良いと言えるでしょう。
ちなみに物件購入前であれば、01HOUSEを仲介に活用すると、仲介手数料が無料になります。アイランドキッチンの費用分くらいが安くなる可能性もあるので、ぜひご活用ください。
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物件の購入であれば、01HOUSEを活用すると、仲介手数料が0円もしくは0.7%まで節約可能。
すでに仲介手数料が無料であれば、01HOUSEに依頼するだけで、最大100万円のキャッシュバックがあります。
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