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【体験談】中古住宅/マンションの値引きの限界/平均は?交渉次第で500万まで可?

【体験談】中古住宅の値引きの限界/平均は?交渉次第で500万値引きも可能?

「少しでも安く購入したい…」、「もう少しだけ安ければ予算におさまるのに…」、「値引きしてくれないかな…」

中古住宅/マンションの購入を検討されている方でこう思われたことのある方はおられるでしょう?

SNSなどネット上の情報には、「物件価格を値引きしてもらえた!」「500万円も安くなった!」という喜びの声や「値引き交渉したけど、失敗した…」など個人の体験談が多数散見されます。

マンションにしても戸建てにしても、「中古住宅の値引き交渉はそもそも可能なのか?また、値引きの限界や平均相場はどのくらいなのか?」気になる方は多いはず。

今回は、未だ不透明な取引実態の多い不動産業界について熟知した過去累計5000以上の取引実績を持つプロがそれらの疑問に詳細にお答えします

本記事では、物件価格の値引き交渉を行った方の実際の体験談を踏まえて、値引き交渉成功のためのコツについてまで徹底解説しているので是非最後まで御覧くださいね。

この記事の監修者
監修者 大槻陽一
大槻 陽一

株式会社GKコンサルティング代表取締役。累計5,000件以上の不動産契約の実績を持つ。仲介手数料が0円になる39room/01HOUSEを提供中。

公式HP:https://gk-cons.co.jp/

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目次

中古住宅/マンションの値引きは可能なのか?

早速ですが、中古住宅の値引きは可能なのか?という問いについて。

結論、中古住宅を購入する際に値引き交渉を行い、成功すれば可能になります。つまり、必ずしも値引きが約束されるわけでないものの交渉余地はあるということです。

やはり売り主としても利益観点で当初の販売価格で売却したいことは間違いないため、当然希望している物件が人気が高ければ値引きされる可能性は限りなく低くなるもの。

交渉をしても断られ、1円も値引きがされなかったということも決して珍しくはありません。

【交渉次第で500万?】中古住宅/マンションの値引きの限界/平均は?

続いては、「中古住宅/マンションの値引きの限界/平均はどのくらいなのか」について解説

結論、値引きの平均相場は約1割前後。つまり、物件の販売価格が3000万円であれば300万、5000万であれば500万円の値引きもあり得るという計算になります。

以下にて、より詳しく見てみましょう。

公益財団法人東日本不動産流通機構が運営するシステムであるレインズ(REINS)の「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)」によると以下のデータがあります。

新規登録物件価格、つまり売り出し価格と成約価格の開きは平均として中古マンションが売り出し価格の10%ほど、中古戸建住宅の場合は15%前後という結果に。

中古戸建住宅について築16~20年など築年数によっては20%、つまり2割近くの値引きが起きる可能性もあり、中古マンションと比べて値引きの平均相場は高めといえます。

【どれくらい値切れる】交渉での中古住宅の値引き限界は?

実際に、中古住宅の販売価格を交渉によってどのくらい値切れるのか、値引き限界についてですが上述した平均相場を超えることは難しいケースが多いといえます。

注意すべき点として、検討している物件がすでに売り出し価格から値引きされていたり、相場より安めに値段がつけられている場合は交渉による値引き幅は少なくなる可能性が高いこと。

逆に、売り出し価格が相場より高めに設定されているものについては値引き交渉により、大きく値が下がる可能性があるという解釈ができます。

値引き相場のみではなく、検討している中古住宅の販売価格相場にも注目をして、交渉余地のある値引き限界額を見定めるのがベスト。

【交渉術】中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ7選

次に、中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツを解説します。

中古住宅購入にあたって、どれくらい値切れるかは分からなくても、交渉を成功させて少しでも安くしたいという方は必見。

結論、それは以下の7つです。

順番に詳しく解説していきます。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ①:最適なタイミングで交渉する

一つ目のコツは最適なタイミングで交渉すること。

確実に検討対象の中古住宅を購入できるという意思表示ができるタイミングがベスト住宅ローンの利用者の場合はローン融資の金融機関からの仮審査を通過した後です。

購入資金が不足していたり、住宅ローンの審査中等の状況では、売主としても冷やかしやキャンセルの懸念からまともに交渉にとりあおうとしないケースもしばしば。

何故なら、値引き交渉に応じて一度販売価格を安くした後に仮に買い手が購入をキャンセルした場合、販売価格を元に戻すことは困難なため売主は購入検討者を真剣に見定める必要があるからです。

売主が真剣に値引き交渉に応じてくれる可能性を高めるため、購入意思をはっきりと示すことができるタイミングを選びましょう。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ②:築年数が古い物件を狙う

二つ目のコツは、築年数が古い物件を狙うこと。

築年数が古い物件は資産価値として評価額が低下していることで価格設定に柔軟性があり、交渉の余地が大きくなるためです。

さらに、新築や比較的新しい物件に比べて需要が低くなりがち。そのため、売主は早く売却したいという意向が強く、値引き交渉に応じやすい傾向があります。

また、古い物件はリフォームや修繕が必要になる場合が多く、これを交渉材料にして値引きを求めることも可能

ただし、築年数が40年、50年を超える古い物件にはそれなりのリスクがあるため以下の記事を参考にしてみてください。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ③:販売期間が長めの物件を狙う

三つ目のコツは、販売期間が長めの物件を狙うこと。

販売期間が長めの中古住宅は成約可能性の低さから、売主が値下げの検討意向を強める傾向があるためです。具体的には、販売開始から3か月を超えたあたりが狙い目と言われています。

ただし、長期間市場に出されているのに売れていない事情や原因は、買主にとってもマイナスポイントである可能性もあるので事前のリサーチは必須。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ④:相場より価格が高い物件を狙う

四つ目のコツは、相場より販売価格が高い物件を狙うこと。

相場より高い価格で売りに出されている物件は、市場での競争力が低く買い手が少ないため売れ残りのリスクが増し、売主は値下げに応じやすくなるからです。

築年数、面積や間取りなど周辺エリアでの類似物件をリサーチすることで検討している中古住宅の価格相場は分かってくるもの。

相場をしっかりと調査し、適正価格を把握しておくことで、高めの価格設定を出発点とした合理的な値引き交渉が可能になり、大幅な値下げが期待できるでしょう。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ⑤:現金購入を約束する

五つ目のコツは、現金購入を約束すること。

現金購入の場合、ローン審査など複雑な手続きが少なく取引が迅速かつ確実に進むことを意味し、売主にとってメリットがあるため

先述した話とも重なりますが、固い購入意思や即決を提示することにもつながるため、買主の本気度の高さから値引き交渉に応じてもらえるケースはよくあります

また、既存不適格物件や再建築不可物件などの事情から住宅ローン融資を受けることができない、現金購入のみに限定される物件も。

この場合、購入者が限られることで早期売却のために相場よりも価格を安くする必要性が高く、売主は値引き交渉を受け入れやすい傾向があります。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ⑥:価格の端数分に注目

六つ目のコツは、価格の端数分に注目すること。

値引き交渉を行ううえで、売主が応じやすい比較的小さく、なおかつ分かりやすい支払い額に注目をして交渉を行うのは有効な手段です。その際に、よく取り上げられるのが価格の端数分。

例えば販売価格が3,980万円の中古住宅であれば、端数分は30万となり、3,950万円に値引きをしてもらうように交渉をすることです。

売主に対して無理のない範囲での譲歩を求めるという意味で、値引き交渉の最後の一押しという場面でも効果的なケースが多いので是非おさえておきましょう。

中古住宅/マンションの値引き交渉で失敗しないコツ⑦:仲介会社や売主と良好な関係を    築く

最後七つ目のコツは、仲介会社や売主と良好な関係を築くこと。これは最も重要なことと言えます。

冷やかしと思われないように本気で購入意思を見せることや、売主の事情や状況を把握したうえで買い手、売主双方の立場にとって最適な取引になるように交渉を行おうとする姿勢が値引き成功につながります。

また、利用する不動産仲介業者についても、売主と買い手のコミュニケーションを取り持つ役割を担うため、こちらの要望や希望を適切に伝え、随時最適な案内をもらうために良好な関係値を築いておくのがよいでしょう。

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【落とし穴】中古住宅/マンションの値引き交渉を行う際の注意点3選

続いては、中古住宅/マンションで値引き交渉を行う際の注意点を解説します。

値引き交渉を成功させるために躍起になる内に、思わぬ失敗や後悔をしてしまわないように以下の3つの注意点をおさせておきましょう

中古住宅/マンションの値引き交渉を行う際の注意点

こちらも順番に紹介してきますね。

中古住宅/マンションの値引き交渉を行う際の注意点①:失礼な言動や態度に気を付ける

値引き交渉を行ううえで、一番注意が必要な点として売主に失礼な言動や態度として、受け取られないようにすること。

交渉の場では、売主の立場や感情を理解して、礼儀正しく敬意を持って接することが大切です。例えば物件の欠点を過度に強調したり、ネガティブな言動を多用することは避けるべき。

売主が感情的になり、交渉が難航や決裂してしまう可能性があります。どうしても購入したい物件が値引きどころか、取引自体できなっては元も子もありませんよね。

また、売主にも住宅ローン(残債)が残っていたり、仕方なく物件を売却しなければならない等の事情があるケースもしばしば。

売主の事情や意向を汲んだうえで無理な要求や一方的な主張は控え、あくまで両者にとって公平かつ現実的な提案を行うことが重要です。

中古住宅/マンションの値引き交渉を行う際の注意点②:資産価値を考慮

値引き交渉を行い、販売価格を安くすることは勿論重要ですが、それに囚われすぎるのは要注意。対象の中古住宅の資産価値を考慮しないと後悔につながる恐れがあります。

売り出し価格からの値引き額が大きく見え満足しても、物件の資産価値を考慮すると実はむしろ割高な買い物だったというケースは珍しくはありません。

資産価値に基づいた物件の適正価格を把握しておくことで、スムーズな交渉が期待できます。

中古住宅/マンションの値引き交渉を行う際の注意点③:仲介手数料の値引きも忘れずに

中古住宅/マンションの本体価格の値引きは、コスト節約の観点で勿論有効な手段ですが、その他諸費用の節約余地も見落とさないように注意。

特に、中古戸建や中古マンション売買取引において仲介手数料はとかく高額になりがちです。

仲介手数料についても値引き交渉を行う余地はありますが、おすすめは、はじめから希望の物件について格安の手数料で仲介が可能な不動産仲介会社を利用すること

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【SNS調査】中古住宅/マンションの値引き交渉をした人の体験談

最後に、SNSで中古住宅の値引き交渉をした人の体験談を調査してみました。

該当するものが複数確認できたので、以下にて第三者目線のリアルな声や経験談を見ていきましょう。

値引き交渉の体験談①:350万まで値下げでハンマープライス

三鷹の中古マンションを買いたい友人が「付いてきて査定してほしい」って事で同行。不動産の営業も負けじまいと2人で臨戦態勢。2時間の内見。結果、価格から500万値引きを算出。不動産、250万までなら値下げ可能。それから約1時間の押し問答。結果、350万まで値下げでハンマープライス。

値引き交渉の体験談②:値引き交渉160万円成功!!

本日は中古マンションのお引き渡しでした。
仲介手数料730,950万円節約!!
さらには値引き交渉160万円成功!!

値引き交渉の体験談③:あえなく断られた

買いたい中古住宅が予算オーバーなので値引き交渉をしてみた。あえなく断られた。決断するのにちょっと背中を押してもらいたい程度の値引きでよかったのに。縁がない物件ということか。週末にもう一つの気になる物件を見に行こう。

値引き交渉の体験談④:現金で買うと流れが速いし端数の90万値引きしてもらえる

ローンで買う人を札束で殴りつけて結果的に横取りしちゃうけど罪悪感を抱く事はない。いちいち気にしてたら自分達が気に入った中古マンションが手に入らなくなるから冷酷と非情に徹するしかない。
現金で買うと流れが速いし端数の90万値引きしてもらえるのは嫁ちゃんの手腕。

値引き交渉の体験談⑤:200~300万くらいの値引き交渉も全然あり

情報公開から3ヶ月、1500万円くらいの古民家物件が300万円値下げしてる
1500万以上の中古住宅って200~300万くらいの値引き交渉も全然ありなんですよね
▶️売れたら嬉しい金額
▶️売れるであろう金額
▶️これ以上は下げれない金額
売主って最低でもこの3つの金額を
だいたい決めてるんだよね

値引き交渉の体験談⑥:物件によっては500万〜700万値引き交渉が出来る

不動産を買う時、中古だと値引き交渉が出来て、3000万円クラスでも物件によっては500万〜700万値引き交渉が出来るのだが、それを知らないとボッタクられることある。あと全部現金即決済を条件にするとさらに100万程度値切れることもある。大切な事なんだけどそもそも知られていないんよね

中古住宅/マンションの値引き交渉をした人の体験談:まとめ

中古住宅/マンションの値引き交渉をした人の体験談についてSNS上で確認できたものをまとめると以下の通り。

中古住宅/マンションの値引き交渉をした人の体験談
  • 350万まで値下げでハンマープライス
  • 値引き交渉160万円成功!!
  • あえなく断られた
  • 現金で買うと流れが速いし端数の90万値引きしてもらえる
  • 200~300万くらいの値引き交渉も全然あり
  • 物件によっては500万〜700万値引き交渉が出来る

値引き交渉が成功し、当初の販売価格より安く中古住宅を購入できたという声を上げている人を複数確認

値引きされた金額の大きさについては個人によりけりといった形で、100万未満の方もいれば中には300万円以上安くなったという方もおられました。

また、販売が開始されてから一定期間買い手がつかない時点で、交渉以前に当初の販売価格から大幅な値引きが行われるパターンも。

やはり中古住宅は、売り出し価格から成約価格までの開きが平均相場的に売り出し価格の1割~2割になることを前提に、値引き見込みの高い不人気物件やタイミングを選べば交渉成功余地は十分にあると考えられます。

とはいえ、交渉を断られて1円も安くならないケースは普通にあることも確認できたため、その点にはご注意を。

【体験談】中古住宅/マンションの値引きの限界/平均は?:まとめ

結論、中古住宅/マンションの値引きの平均相場は販売価格の1割前後。マンションと比較すると値引き相場が高めな戸建住宅など条件によっては値引きは2割前後に及ぶことも。

値引き交渉が成功するという確実な保証はできませんが、以下のコツをおさえて交渉に臨むことをおすすめします。

中古住宅は、近年需要の高まりとともに都心部を中心に価格相場が高騰している傾向に。物件を購入される際には、少しでもコストをおさえて後悔のない選択をしたいですよね。

弊社サービス01HOUSEは仲介手数料が0円もしくは0.7%であるため、他社と比較して100万単位の節約が可能。

ちなみに、売主から紹介料を高額にとれる不人気物件のみに限定して、格安の価格を提示するビジネスモデルではありませんのでご安心下さい。

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