家賃の支払いだけクレジットカードでできない賃貸物件は非常に多いですよね。
ただ、クレジットカードで支払いをした方が手間もないしポイントも付くし、できることならクレジットカードで支払いたい方も多いでしょう。
そこで今回は「家賃支払いをクレジットカードでできない理由」を不動産のプロが徹底解説していきます。
本記事では、クレジットカード支払いの交渉余地や、クレジットカードで支払う方法まで解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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家賃をクレジットカードで支払う交渉はできる?
結論から言うと、家賃をクレジットカードで支払う交渉はほぼ無理に近いです。
理由は単純で、クレジットカード対応をしていないのであれば、1人の顧客ためにクレジットカード対応を始めるのは業務的に壁が多すぎるから。
というのも、クレジットカードに対応するには、まず決済代行会社の選定から始め、システム設計、決済プランの構築、クレジットカード情報の管理体制の整備など、やることが盛りだくさん&コストが発生します。
なので、クレジットカードに対応していないのであれば、仮に交渉が通ったとしても、クレジットカードが使えるようになるのは半年後~1年後くらいになるでしょう。
管理会社側からするとコストでしかないので、クレジットカード未対応なのであれば、交渉余地はほほなし、仮に交渉できてもすぐにクレジットカード決済は無理、というのが回答ですね。
家賃支払いをクレジットカードでできない理由
また、管理会社側が家賃支払いをクレジットカードでできない理由には、他にも下記のようなものもあります。
順番に見ていきましょう。
できない理由①:クレジットカード手数料がかかる
まずクレジットカード手数料の問題です。
管理会社がクレジットカード対応となると、クレジットカードの使用ごとに2%~5%の手数料を負担する必要があります(取引量や信用値によって変動します)。
なので、仮に家賃20万円をクレジットカードで支払いしている場合、毎月4,000円~10,000万円のクレジットカード手数料を管理会社が負担することとなります。取引量が増えるほどコストが増えてしまうんですよね。
大手管理会社ならまだしも、規模の小さい管理会社だと金銭的に対応ができないというのが裏側の事情です。
できない理由②:家賃の入金スピードが遅くなってしまう
クレジットカードで対応している場合は、入居者から金額を引き落としてから、管理会社側に着金するまで時間がかかります。
どのカードブランドを使うか?にもよりますが、銀行振込のように即時入金とはいかないので、資金繰りが厳しくなってしまう可能性があります。
実は、物件を保持している大家さん側も、家を購入しているのではなく、投資用ローンを組んで家を所持し、ローン返済をしつつ物件を貸し出していることが多いです。
投資用ローンの支払い額よりも家賃収入が大きいので、その差分が利益になっているというスキームなので、支払い遅延が起こると、投資用ローンの支払いが間に合わないケースもあるので、クレジットカードは敬遠されがちです。
できない理由③:家賃入金に関する会計処理が複雑になる
また、上記に付随する話で、着金までのラグがあるため家賃収入に関する会計処理が複雑になります。
個人商店や地元のレストランでも、クレジットカードに対応していないお店がありますよね。そういったお店も、クレジットカードに対応しない理由は、実はコスト面や会計処理面が多いんです。
以上の理由から、クレジットカードに対応することのコストが高く、対応できない管理会社が多いです。
家賃支払いをクレジットカードで行う方法
ただ、家賃支払いをクレジットカードで行う方法もあるので、下記にて解説していきますね。
順番に見ていきましょう。
方法①:家賃決済サービスを活用する
まず家賃決済サービスの活用です。
管理会社側がクレジットカードに対応していない場合でも、家賃決済サービスを活用することとで、事実上クレジットカードで支払いが行えるようになります。
ただ、口座振替だった支払い方法に家賃決済サービスを噛ませる形になりますので、家賃決済サービスへ一定の手数料が発生することは避けられません。
サービスによりますが、手数料は3%~4%ほど。とはいえ、クレジットカードに対応することで手間がなくなったり、ポイントが付いたりと、メリットも多いと言えるでしょう。
方法②:クレジットカード対応の物件を探す
クレジットカード支払いにこだわるのであれば、クレジットカード対応の物件を探すのが一番です。
大手ポータルサイトであれば、クレジットカード対応か否かをフィルター要件に組むことができるので、すぐにクレジットカード対応の物件を見つけることができるでしょう。
ただ、当然ですが、クレジットカード対応の物件に絞ると、数はかなり少なくなってしまうため、今度は希望するような物件を見つけづらくなってしまうデメリットもあります。
クレジットカード対応有無に関わらずですが、物件探しは優先順位付けが重要です。希望条件を列挙して、優先順位を付け、どこまでは犠牲にできるのか?絶対に守りたい条件はなにか?を明確にすると後悔しにくいですよ。
家賃支払いをクレジットカードで行う際の注意点
最後に、家賃支払いをクレジットカードで行う際の注意点を解説していきますね。
順番に見ていきましょう。
注意点①:家賃が高くなりやすい
まず家賃が高くなりやすいです。
前述した通りですが、クレジットカードは手数料が発生します。なので、管理会社側も最初からクレジットカードの手数料を考慮した家賃設定をしています。
なので、物件レベルが同等で場所もほぼ同じでも、クレジットカードへの対応有無で、家賃が変動することも多くあります。
注意点②:使えるクレジットカードに指定がある
仮にクレジットカードへ対応している物件だったとしても、使えるクレジットカードに指定があるケースもあります。
例えば、アメックス(AMEX)やJCBが使えないブランド縛りのケースもあれば、エポスカードしか使えないなどカード指定のケースもありますね。
家賃クレカで払えるやんって思ったらAMEX非対応、、 pic.twitter.com/TjvhySHNAC
— 小判 (@cat__gold) October 20, 2024
家賃クレカで払えるやんって思ったらAMEX非対応、、
新しい家、家賃クレカ払いできるから歓喜してたのにエポスカードしか使えなくて草
— 手紙 (@__te_gami__) October 25, 2024
まぁ、1年で家賃だけでエポス修行終わるから悪くはないが
新しい家、家賃クレカ払いできるから歓喜してたのにエポスカードしか使えなくて草。まぁ、1年で家賃だけでエポス修行終わるから悪くはないが
クレジットカード対応会社でも、すべてのクレジットカードに対応しているわけではない可能性もあるので注意が必要です。
特に、マイル等を効率的に集められるため、家賃などの固定費でポイ活したいと考えている方であれば、事前に対応ブランドやカードは調査しておきましょう。
注意点③:初期費用はクレジットカードで払えない
また、稀に初期費用だけクレジットカードで支払えないようなケースもあります。
初期費用は家賃の支払いよりも高額になるため、その分手数料も大きくなります。そのため高額な取引だけをはじいている可能性がありますね。
逆に、クレジットカード対応と言いつつ、初期費用しか対応できないケースもあります。初期費用はクレジットカードOKで、家賃は口座振替か銀行振込であるケースはわりと多いです。
なので、クレジットカード対応だったとしても、それは初期費用だけか?家賃だけか?両方対応しているのか?は、事前に調査をしておきましょう。
注意点④:支払い遅延が発生すると信用が落ちてしまう
クレジットカードで家賃を支払う際に気を付けたいことは、支払い遅延を起こさないようにすること。
家賃は大きな固定費になるので、日常の買い物を家賃の引き落としを考慮せずに行っていると、口座残高を超過してしまう可能性があります。
クレカ支払いで連休までの金消えたから家賃その他諸々危うくてアセアセ
— ミカド (@ft_coi) October 17, 2024
閑散期本格的に感じてきたよう
クレカ支払いで連休までの金消えたから家賃その他諸々危うくてアセアセ。閑散期本格的に感じてきたよう
現に今月家賃とクレカ払ったら口座残高足りないこと確定したから魔法カード発動した
— 北海道日本ハムファイターズ大好き‼️™ (@koyamtn_tm) October 25, 2024
現に今月家賃とクレカ払ったら口座残高足りないこと確定したから魔法カード発動した
特にクレジットカードは支払いまでのラグがあるので、口座残高とクレジットカードの利用金額に差異が起こりやすいです。
クレジットカードでの支払いができないと信用情報に傷がついて、今後の人生で信用が必要な取引が不利になる可能性があるので、注意しましょう。
注意点⑤:クレジットカードの与信枠を超える可能性がある
上記に似ていますが、クレジットカードの与信枠を超えないように調整も必要です。
家賃の存在を忘れて、クレジットカードを日常使いしていると、いつの間にかクレジットカードの上限を超えてしまうケースがわりとあるんですよね。
家賃支払期限明日で滞納の未来が見えてるので今から払いに行くよ!クレカの上限の関係で引き落とせなかった🥹
— ずゅんあ💖激愛 (@n_r_____) August 29, 2024
家賃支払期限明日で滞納の未来が見えてるので今から払いに行くよ!クレカの上限の関係で引き落とせなかった
税金と家賃とインフラの支払いでクレカの上限が死んでる~~~
— にしい (@aojire) August 7, 2024
税金と家賃とインフラの支払いでクレカの上限が死んでる~~~
クレジットカードの上限額を超えてしまうと、決済がされずに家賃滞納になってしまいます。
なので、クレジットカードの上限がギリギリの場合は、上限を上げる申請を行うか、家賃用にクレジットカードを作るかなどして対応しましょう。
家賃支払いをクレジットカードでできない理由:まとめ
家賃支払いをクレジットカードでできない理由をまとめると上記の通りです。
なので、クレジットカード非対応なのであれば、仮に交渉をしても上手くいく可能性は限りなく低いと認識しておきましょう。
もしクレジットカードで家賃を支払いたいのであれば、家賃決済サービスを噛ませるか、最初からクレジットカード対応の賃貸物件に絞るのがおすすめです。
ちなみに賃貸物件を契約する場合は39roomを活用すると、仲介手数料が0円もしくは39,000円になります。初期費用が10万円単位で変わる可能性もあるので、ぜひご活用ください。
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