【罠】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由!一気に上がる?

【罠】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由!一気に上がる?

住宅ローンについて、変動金利での設定を考えている方はおられるでしょうか?

日本銀行(中央銀行)は1990年代半ばからゼロ金利政策や量的緩和を実施しており、短期金利は0%に近い水準で推移していることから住宅ローンの低金利状態は30年近くも続いています。

そんな低金利状態故の恩恵を受けやすい変動金利ローンは、これから住宅購入をローン利用で検討されている方にとっては魅力的にうつることでしょう。

しかし、一方で変動金利は「やめたほうがいい」、「ヤバい」、「後悔する」という声や意見もあり、事実、知らないと損をするリスクや落とし穴も確かに存在します。

今回は、変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由について累計5000以上の取引実績のある不動産のプロが徹底解説します。

変動金利のデメリットとメリットを網羅的に知れる内容になっておりますので、是非最後まで御覧ください。

この記事の監修者
監修者 大槻陽一
大槻 陽一

株式会社GKコンサルティング代表取締役。累計5,000件以上の不動産契約の実績を持つ。仲介手数料が0円になる39room/01HOUSEを提供中。

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目次

変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由

結論、変動金利は「やめたほうがいい」、「ヤバい」、「後悔する」と言われる理由は以下の通り

変動金利にまつわるデメリットやリスクについて以下にて順番に詳しく解説しますね。

変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由①:返済金額が一気に上がる

住宅ローンを変動金利で設定した場合、金利が市場の変動に応じて上下するため、金利が上昇した場合、月々の返済金額が急に増加するリスクがあります。

特に借入金額が大きかったり、返済期間が長く設定されている場合に返済金額は膨れ上がり、返済困難に陥ってしまうケースもあり得ます。

以下のシュミレーションを参考に、その恐ろしさを具体的に確認してみましょう。

金利上昇による返済金額の増加シュミレーション
  • 想定シチュエーション
    • 借入額:3000万円
    • 返済期間:35年
    • 現在の金利:1.0%
    • 金利上昇:1.0%→3.0%(5年目に金利上昇が発生した場合を想定)
    • 返済方式:元利均等返済(毎月の支払金額が固定)
  • 月々返済額の変化
    • 現状(1.0%):月々約85,000円
    • 金利上昇後(3.0%):月々約120,000円
  • 初期5年間(1.0%)の返済総額
    • 月々約85,000円 × 60ヶ月 = 約5,100,000円
    • その後30年間(3.0%)の返済総額
    • 月々約120,000円 × 360ヶ月 = 約43,200,000円
  • 合計総返済額
    • 初期5年間の返済総額:約5,100,000円
    • その後30年間の返済総額:約43,200,000円
    • 総返済額の合計:約48,300,000円
  • 金利上昇前後の総返済額の差
    • 金利上昇前の総返済額:約35,700,000円
    • 金利上昇後の総返済額:約48,300,000円
    • 増加額: 約12,600,000円

金利1%、返済期間35年想定で変動金利の標準ローンを組み、仮に5年目に金利上昇が発生した場合にどれだけ支払い金額が上がるのか分かりやすいはず。

月々の支払金額にして35,000円増加、総返済額の増え方でいうと1260万。金利2%上昇で返済金額が一気に上がっていますね。

勿論、金利がどのタイミングでどのくらい上がるかは基本的に予測できないため、このシュミレーションは一つの例に過ぎませんが、現実変動金利で起こりうるリスクであることは認識しておきましょう。

変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由②:元金返済分が減りにくい/未払い利息

元金返済分が減りにくいことや未払い利息についても変動金利がやめたほうがいいと言われる理由。

変動金利は毎月ごとに元金残高に応じて利息分を計算し、設定された月々の支払金額からそれを差し引いたものが元金返済分に充てられることが一般的。

変動金利のローンでは金利が低い時期には元金の返済が比較的多く進みますが、金利が上昇すると利息の支払いが増加します。このため、月々の元金返済額割合が減少し元金残高が減りにくくなるケースが起こります。

特に、毎月の支払金額を均等にする元利均等返済方式を変動金利ローンでとっていた場合にこれは顕著に

そしてこれには変動金利ローンにまつわる以下のルールも深く関係しています。

変動金利ローンのルール
  • 125%ルール
    • 金利が上昇した際に、月々の返済額が直前の返済額の125%を超えない範囲で増加する仕組み
  • 5年間固定ルール
    • 金利変更によるローン負担額の増加反映は5年ごと
  • 半年に1回のローン金利見直し
    • 変動金利の適用金利の見直しは半年に1回され、見直し日の2か月後に新金利が適用される

これらは、急な家計負担のリスク回避策として敷かれている反面、急な金利上昇の際に元金の返却金額割合が毎月の支払金額の中で小さくなり、場合によっては未払い利息を発生させるリスクも含んでいます。

詳しく説明すると、同じ毎月の支払金額の中でも利息に充てられる分が優先的に決まる仕組み上、元金返済分が後手に回っていくまたは膨れ上がった利息が毎月の固定された返済金額を上回ってしまった場合、それは未払い利息として借り手の後の負担になる可能性があるということ。

一般的に、固定期間5年間で発生した未払い利息については未払利息は元金に加算され、次回の金額変更後の支払いに反映される方法、ローン完済後の一括請求、元金に含めずの利息分として次回ローンへ組み込む方法など様々な手段で徴収されます。

当然ですが、元金の返済がされなければ利息は永久に発生し、借金の完済は伸びる一方。利息が利息を生み、借金地獄になる事態だけは避けねばなりません。

変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由③:借り換え難易度が高い

ローンの借り換え難易度が高いことも、変動金利ローンがヤバいと言われる理由です。

先述したように、変動金利ローンの急な返済金額の増加により毎月の支払いが困難になってしまった場合にローンの借り換えしなければ生活が回らなくなるケースも。

しかし、以下のような障壁が立ちはだかり、ローン借り換え自体が困難な可能性があります

ローン借り換え時の障壁
  • 団信加入の難易度:借り換え時に、新たな団体信用生命保険(団信)への加入が必要ですが、健康状態の変化などで加入が難しい可能性あり
  • 手数料と違約金:借り換えには新たな手数料が発生したり、既存のローン契約には早期完済による違約金が設定されていることで経済的負担が増える可能性あり
  • 高金利の適用:借り換え時に金利が上昇していると、借り換え先のローンでも高い金利が適用され、総返済額が増える可能性あり

借り換えローンの審査要件を満たさなかったり、借り換えにあたっての更なる経済的負担、中長期的目線で借金がさらに膨らむ等のリスクですね。

変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由④:心理的不安

四つ目は、心理的不安。

変動金利ローンは、ここまで述べてきたように月々の返済金額や総返済金額が当初の想定よりも大幅に膨らむ可能性を常に孕むもの。

そして、金利がいつどのくらい変わるのについては常に様々な予想がありますが、正確なことは誰にも分かりません

初めから適用金利と返済金額が決まっている固定金利ローンとは異なり、低金利でお得な融資を受けられる可能性も持ちながらそれが崩れるリスクもあることでローン完済までの何年間、心理的不安に苛まれることも

毎月の支払能力など家計状況の変化もこの先予測ができず不安という方にとっては、心配に心配が重む要因になってしまうことも考えられます。

変動金利にすればよかったと言われる理由/メリット

続いては、変動金利にすればよかったと言われる理由や変動金利で住宅ローンを設定することのメリットを解説します。

結論、それは以下の通り

変動金利にすればよかったと言われる理由/メリット

こちらも、以下にて順番に解説しますね。

変動金利にすればよかったと言われる理由/メリット①:トータルで返済金額を安くできることも

変動金利ローンは、一般的に固定金利ローンよりも初期の金利が低く設定されることが多いため、金利が低い期間が続けば、トータルの返済金額を安く抑えることが可能。

要するに市場金利の動向次第では、借り手にとって有利な条件での返済が続くというメリットがあります。

金利上昇のリスクを恐れて固定金利でローンを組み、返済完了が見えてきたタイミングで結果論、変動金利の方が大幅に利息が少なくお得にすんだと叫ばれる方は多くおられます。

特に30年近く低金利状態が続いている日本でこのような声や感想が頻繁にみられるのは無理もないこと。

ただし、あくまでそれは結果論。今後30年で同じ傾向が続くとは限らないので要注意です。

変動金利にすればよかったと言われる理由/メリット②:低金利期間を効率活用できる

低金利期間を選んで借り入れを行い、手元の資金効率を高めることができるのも変動金利のメリット。

これは比較的資金体力があり、投資目的で不動産を購入することを考えている方にとって特に恩恵が大きいといえます。

低金利により初期コストが抑えられ、余剰資金を他の投資に回すことで、より高いリターンを狙うことができます。

また、不動産価値の上昇や賃貸収入、減税効果を活用して、金利上昇リスクを軽減できるためリスク管理がしやすくなります。手元資金に余裕があれば繰り上げ返済というリスクヘッジも可能

ちなみに、ローン融資を行う銀行が公表する基準金利である店頭金利から、銀行がキャンペーンや特定の条件に基づいて提供する割引がされた適用金利が用いられることがあります。

つまり、公示されているものより更に低い金利で変動金利ローンを組むことができるケースも。

【2024年最新版】住宅ローン金利の今後について

冒頭で述べた通り、現在日本では30年ほどの低金利状態が続いています。そんな中、日本銀行は2024年3月19日に、8年間続いたマイナス金利政策を終了し、政策金利を-0.1%から0-0.1%の範囲に引き上げました。

今後、短期金利の上昇による変動金利への影響を指摘する人やその可能性を否定する人、様々な意見が飛び交っています。結論、正確なことは誰にも分からないのです。

しかし、確かに分かることは2024年の6月時点で変動金利への影響は特に出ておらず、返済期間で金利が動かない固定金利についていえばここ数年上昇トレンドにあるといえます。

固定金利型ローンの代表格かつ行政機関の住宅金融支援機構(JHF)が提供するフラット35の公式HPによると、令和に入ってからじわじわと金利は上がっている様子。

つまり、現状既にローンを組んでいて金利上昇の影響を受けている方はおられないということになります。ただし、日本銀行の今回の利上げは短期的に市場に大きな影響もたらす施策ではなかったとの見方もあり、今後影響が出てくる、または影響が大きな利上げを行う可能性はあります。

重要なことは変動金利ローンの性質やリスクを事前に理解し、十分な資金計画を立てておくことなのです。

【SNS調査】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔する?

続いては変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔するかどうかについて、SNS上で意見や声をリサーチしました。

該当するものが複数確認できたので、以下にてリアルな第三者意見を見ていきましょう。

SNSの声①:金利上昇で経済的にかなり厳しい状況に

日本の平均世帯年収650万円で4,000万円の住宅を購入すると、経済的にかなり厳しい状況になります。例えば、35年の住宅ローンを変動金利0.5%で組んだ場合、月々の返済額は約104,000円ですが、仮に変動金利が3%まで上昇した場合は月々約154,000円になります。これに固定資産税や修繕積立費を加えると、年…

SNSの声②:変動金利やばいかも

変動金利やばいかもね。そろそろ金利上がるでしょ。

SNSの声③:変動金利も爆上げせざるを得ない

何度も言うけど、最終的に変動金利も爆上げせざる得ないんよ。何故なら1ドル200円超えて雪崩のように円安になるから。止めないと国民生活が破綻する。最大票田たる有権者である老人層の生活を考えたら、産業経済やサラリーマンの住宅ローン生活を破壊してでも金利あげるでしょう。これは不可避っすわ。

SNSの声④:元金均等返済にしてるから別に何の影響も無かった

変動金利が上がった!破産する奴が!
みたいな煽りTLを見たので、確認したら元金均等返済にしてるから別に何の影響も無かった。むしろ下がりそう。

SNSの声⑤:金利爆上がりしたらそこで全額一括返済する予定

金利爆上がりしたらそこで全額一括返済する予定
今は借りっぱなしにしておきます

SNSの声⑥:変動金利暴騰はまだまだ先だと思う

周り見てるとまだ賃貸派が大半なので変動金利暴騰はまだまだ先だと思うな。
インフレ定着して家買って儲けてる社畜大家がメディアで取り上げられ始めたらいよいよやばい。

【SNS調査】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔する?:まとめ

【SNS調査】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔する?
  • 金利上昇で経済的にかなり厳しい状況に
  • 変動金利やばいかも
  • 変動金利も爆上げせざるを得ない
  • 元金均等返済にしてるから別に何の影響も無かった
  • 金利爆上がりしたらそこで全額一括返済する予定
  • 変動金利暴騰はまだまだ先だと思う

変動金利にて住宅ローンを組むことを「やめたほうがいい」、「ヤバい」、「後悔する」と述べている意見や声を複数確認。

やはり、返却開始時は低金利でも今後の短期金利上昇により、毎月の返却金額が大幅に上がる可能性を危惧するものが多くみられました。

反対意見として最も多かったのは、変動金利暴騰はまだ先になることを見越して低金利の内に変動金利で住宅ローンを組んでいた方がお得というもの。

別観点としては、元金均等返済にしていたことで利息分の割合が既に少なくなっていることで勝ち逃げを確信しているものやあらかじめ十分な資金を手元に、節税と利息分の兼ね合いを考え計画的返済を行っていることで安心という声がありました。

正直、今後どのくらいの時間軸で金利がどう転ぶのかはほんの一部の関係者にしか分からないことなので、万一のリスクやデメリットを理解したうえで資金面で対策を打っておくしかないといえます。

【罠】変動金利はやめたほうがいい/ヤバい/後悔すると言われる理由:まとめ

住宅ローンの変動金利は、やめたほうがいい、ヤバい、後悔すると言われる理由は上記の通り

長らく、日本では住宅ローンの低金利状態が続いていることもあり変動金利にした方が、支払金額の利息分が減りお得という意見もあれば、今後大幅な政策金利上昇により返却金額が大幅に膨らむリスクがあるためやめたほうがいいという意見もあります。

2024年3月に日本銀行は17年ぶりの政策金利の利上げを行い、これにより2016年に導入されたマイナス金利政策は解除され異次元的緩和は終了しました。

現在の市況では、短期金利については依然低金利水準を維持しており、変動金利の住宅ローンには影響は出ていない様子。固定金利についていえば、じわじわと上昇する傾向が見られています。

今後の見通しとして、変動金利で住宅ローンを設定することのリスクがないとは勿論言えませんが、ローン設定のうえでの資金計画とそれに付随したリテラシーをつけておくことがとにかく重要になります。

ちなみに、住宅購入の際にローンに含まれない初期費用として高額になりがちなのが仲介手数料です。どのローンを選ぶにしてもなるべく費用を抑えることを前提にされる方は多いでしょう。

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