即入居可の賃貸物件は、早く入居をしたい方にとって非常にありがたい物件です。
しかし、即入居可の賃貸物件には”裏”があることが多く、知らず知らずのうちに契約すると、入居してから後悔する可能尾性もあります。
そこで今回は「即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由」を不動産のプロが徹底解説していきます。
本記事を読むことで、即入居可の賃貸物件の裏事情が分かり、お部屋探しで後悔する可能性を低くすることが出来ますよ。
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即入居可の賃貸物件とは?
即入居可とは、すでに人が退去しており尚且つクリーニング済で、契約後に即時に入居できる物件のこと。
一般的な賃貸物件よりも早く入居することが可能で、概して入居審査のハードルが低いのも特徴的ですね。
【なぜ】即入居可の賃貸物件が存在する理由
では、なぜそんな都合の良い即入居可の賃貸物件が存在するのでしょうか?
理由は単純で、空室期間が長いからです。もちろん他にも理由はありますが、即入居可の賃貸物件が存在する大きな理由は、空室期間が長く大家さんの家賃収入にならないからです。要するに、早く入居者を入れたいという大家さんの意思の表れなんです。入居者がいないと家賃収入を得られませんからね。
そのため即入居可の賃貸物件は訳ありなケースが多いです。条件の良い賃貸物件はすぐに埋まってしまう一方で、空室期間が長い賃貸物件は条件が悪かったり事故物件だったり、何かしらの難点があります。
もし即入居可の賃貸物件を検討している場合は、なぜ即入居可なのか?を確認してから入居することをおすすめしますよ。
即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由
結論から言うと、即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由は以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
やばい理由①:即日入居はできない
即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由の1つは、即日入居が実際には難しいことです。
勘違いしがちですが、”即入居可”と”即日入居”は別物。広告や物件情報では「即入居可」と記載されていても、実際に入居までに必要な手続きや準備が多いため、即日での入居が不可能なケースが多いです。
入居前に必要な審査や契約手続きは、物件の状況や管理会社の対応によって異なりますが、数日から1週間程度かかることが一般的。加えて、家具や家電の配送手配、引っ越しの準備などを考慮すると、物理的に即日入居はなかなか難しいですね。
やばい理由②:入居日の調整が難しい
即入居可の賃貸物件では、入居日の調整が難しいこともデメリットです。
即入居可の物件は、空室期間を短縮するため迅速に借主を見つけたいという管理会社やオーナーの意図がある場合が多いため、入居日を数週間後に設定することは難しいです。
どうしても入居日の調整が必要な場合は、追加料金を支払ったり形式上は入居して家賃を払い続けたりなど、別途費用が発生することがスタンダード。
なので、引っ越しまで余裕をもって物件探しをしている場合は、あまり即日入居の物件は適していないでしょう。
やばい理由③:おとり物件のリスクがある
即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由の1つに、おとり物件のリスクが存在することも挙げられます。
おとり物件とは、実際には空きがないか、条件が非常に悪い物件にもかかわらず、魅力的な条件で広告されている物件のこと。顧客を惹きつけるために使われる手段で、実際に内見を申し込むと、すでに契約済みや「他の人が先に決めた」と言われ、別の物件を勧められるわけです。
ちなみにおとり物件は、宅地建物取引業法の第32条に抵触するため違法行為です。大手不動産会社でも過去におとり物件が掲載されていた事例もあるので注意が必要です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
>>【無料】おとり物件チェッカーの使い方!むかつくおとり物件の見分け方
やばい理由④:設備や建物が古い可能性がある
即入居可の物件は設備や建物が古いことが多め。
例えば、古い物件では、エアコンや給湯器などの設備が劣化している可能性が高く、故障した場合に修理や交換に時間がかかることも。また、古い物件は断熱性能が低いことが多く、冬は寒く夏は暑いといった問題も生じやすいです。
さらに、建物自体が古いため、耐震性や防音性能が低いことも。特に賃貸物件では、隣人の騒音や振動が気になるケースが多いため、防音性能が低い物件はストレスの原因になりやすいです。
やばい理由⑤:臭いやカビが気になる可能性がある
即入居可の物件では、臭いやカビが気になることもあります。
物件が長期間空き家だった場合や、適切な清掃やメンテナンスが行われていない場合に発生しやすい事象ですね。例えば、空き家期間が長い物件では、換気が不十分なために湿気がこもり、カビが発生することがあります。また、前の住人がペットを飼っていたり、タバコを吸っていた場合、その臭いが残っていることも。
カビはアレルギーや呼吸器疾患を引き起こすリスクもありますので、入居する際は注意が必要ですね。
やばい理由⑥:ライフラインが間に合わない可能性がある
即入居可の賃貸物件では、ライフライン(電気・ガス・水道)が間に合わない可能性があります。
電気やガスの開通手続きには、1~3日ほどかかることが多いですが、地域や時期によっては、それ以上の日数が必要なこともあります。また、ガスの開通には立会いが必要な場合が多く、立会いの日程が合わないと、お湯が使えない状態になりかねません。
さらに、引っ越しシーズンや週末など、申し込みが集中する時期には、ライフラインの手続きが通常よりも遅れる可能性が高まります。なので、仮に即日に入居が可能であっても、生活をスタートできるかは、また別問題というわけですね。
即入居可の賃貸物件のメリット
次に、即入居可の賃貸物件のメリットを見ていきましょう。
順番に解説していきます。
メリット①:家賃交渉をしやすい
まず即入居可の賃貸物件には、家賃交渉がしやすいというメリットがあります。
即入居可の物件は、空室をできるだけ早く埋めたいと考えるオーナーや管理会社が多いため、家賃の値下げやその他の条件交渉に柔軟に応じてくれる可能性があるわけです。
物件が長期間空いている場合、オーナーは空室が続くことで得られる家賃収入が減少するため、数千円から数万円であれば値引き交渉を受け入れてくれる可能性は高まります。加えて、更新料や管理費の減額を交渉する余地も生まれることも。
また、引っ越しのシーズン外や閑散期は、新規の入居者が少なくなるので、より家賃交渉をしやすくなるでしょう。詳細は下記記事をご覧ください。
>>【入居前】家賃値下げ交渉のメール例文と言い方!いくら下がるのか?まで徹底解説
メリット②:入居までの期間が短い
即入居可の物件を選ぶ最大のメリットは、入居までの期間が短いという点です。
通常、賃貸物件に申し込んでから実際に入居するまでには1週間から1ヶ月程度の時間がかかることが多いです。しかし、即入居可の物件では、契約手続きが完了次第、当日中に入居できることもあります。
なので、急な転勤などの場合に、即入居可の物件は大いに役立つでしょう。とはいえ、前述した通りライフラインが間に合わない可能性はあるので注意が必要です。
メリット③:入居審査のハードルが低い
即入居可の賃貸物件は、入居審査のハードルが低いというメリットもあります。
通常、賃貸物件の入居審査では、収入証明や勤務先の確認、過去の賃貸履歴など、さまざまな要素が審査対象となりますが、即入居可の物件では、これらの審査が緩和される傾向があります。
例えば、オーナーが空室を埋めるために、収入の安定性を重視しない場合や、保証人なしでの契約が可能な場合も。なので、通常の審査基準では通過が難しい方でも、入居できるチャンスがあるわけです。
メリット④:敷金礼金が0円の可能性がある
即入居可の賃貸物件の最後メリットは、敷金礼金が0円の可能性があることです。
通常、賃貸物件の契約時には、家賃の2~3ヶ月分の敷金や礼金が必要となることが多いです。しかし、即入居可の物件では、これらの費用が免除される場合があり、初期費用を大幅に抑えることが可能。例えば、家賃が10万円の物件であれば、敷金礼金が免除されることで、契約時の初期費用を20万円以上削減できる可能性があります。
合わせて、仲介手数料が無料もしくは39,000円になる39roomを活用すれば、さらに10万円単位で初期費用の節約が可能です。初期費用を安くする方法は多くあるので、詳しくは下記記事をご覧ください。
>>【高すぎる】賃貸の初期費用で払わなくていいもの5選!交渉できる項目まで不動産屋が解説
【SNS調査】即入居可の賃貸物件はやばい?
次に、SNSで即入居可の賃貸物件はやばいのか?を調査しました。
検索すると「即入居可 やばい」と出てくるので、別観点からの意見を見ていきましょう。
SNSの声①:即入居可となってるのに実際はまだ入れないらしい
狙ってた物件、suumoでは即入居可となってるのに実際はまだ入れないらしい。
— やがと (@tubu_shihima) November 13, 2023
このままではホームレスになってしまう。
あーまじでやばい
狙ってた物件、suumoでは即入居可となってるのに実際はまだ入れないらしい。このままではホームレスになってしまう。あーまじでやばい
SNSの声②:即入居できないオンボロ物件が即入居可で掲載されている
前住んでた部屋がもう不動産広告に「即入居可」で出されてるけど、ぜったいに「即」で良いはずは無いんだよ。
— ナ (@naokonodabesa) October 26, 2020
修理するところありすぎなのに
壁紙だけ張り替えればいいってレベルではないのに、
オンボロのまま貸すつもりか??ってさらにあの不動産には不信感、つーか、テキトーすぎてやばい。
前住んでた部屋がもう不動産広告に「即入居可」で出されてるけど、ぜったいに「即」で良いはずは無いんだよ。修理するところありすぎなのに壁紙だけ張り替えればいいってレベルではないのに、オンボロのまま貸すつもりか??ってさらにあの不動産には不信感、つーか、テキトーすぎてやばい。
SNSの声③:即入居可物件の表記はあてにならない
そんなわけで、即時引き渡し即入居可物件をいくつか探した。
— 香織生涯セラピストa.k.aくらら・えばーろーず、noir K (@lostlost0404) November 6, 2022
しかし、あてにならないのよね、表記。
あとは決まってるのよね、即即はたいがい。むしろ入居中だと見込みが、、即入居即引き渡しとはなんぞや、、いや、ほんとに。
区営とかに全く頼れないだけに最悪である、いや、ほんとに。
そんなわけで、即時引き渡し即入居可物件をいくつか探した。しかし、あてにならないのよね、表記。あとは決まってるのよね、即即はたいがい。むしろ入居中だと見込みが、、即入居即引き渡しとはなんぞや、、いや、ほんとに。区営とかに全く頼れないだけに最悪である、いや、ほんとに。
SNSの声④:センス最悪なマンションが即入居可で掲載されていた
駅前のKタワー。高級高層マンションのはずがセンス最悪。ビル頂上の周囲に青色ダイオードのランプが一列に。色とその配置ー線ではなくランプを等間隔に置く等センス最悪チープは雰囲気。まるでビアガーデンでもありそう最上階。そりゃ売れ残るわな1年経っても。即入居可のチラシが入ってた。自業自得
— Hiro (@Chirolin) July 22, 2011
駅前のKタワー。高級高層マンションのはずがセンス最悪。ビル頂上の周囲に青色ダイオードのランプが一列に。色とその配置ー線ではなくランプを等間隔に置く等センス最悪チープは雰囲気。まるでビアガーデンでもありそう最上階。そりゃ売れ残るわな1年経っても。即入居可のチラシが入ってた。自業自得
SNSの声⑤:住んでいる物件が即入居可で掲載されていた
確認がとれたから来週には掲載消えてると思うんだけど僕の住んでる物件が“即入居可”で掲載されててオーナーへの心象はいきなり最悪になりましたね…
— nanai (@ysk_773) January 8, 2021
確認がとれたから来週には掲載消えてると思うんだけど僕の住んでる物件が“即入居可”で掲載されててオーナーへの心象はいきなり最悪になりましたね…
即入居可の賃貸物件はやばい?:まとめ
即入居可の賃貸物件はやばいのか?をまとめると上記の通り。
- 即入居可物件の表記はあてにならない
- 住んでいる物件が即入居可で掲載されていた
- 即入居可となってるのに実際はまだ入れないらしい
- センス最悪なマンションが即入居可で掲載されていた
- 即入居できないオンボロ物件が即入居可で掲載されている
品質に関する声が多かったです。
やはり即入居可の物件には、体験談ベースでも何かしらのデメリットが存在しているケースが大半でしたね。
即入居可の賃貸物件は最短いつから入居できる?
結論から言うと、即入居可の賃貸物件は最短でも2~3日ほどです。
基本的には即日入居と言いつつも1週間~2週間ほどかかることが多いです。入居審査に加え、契約作業を考慮すると、即日で入居できるケースはほとんどありません。
また、仮に早く入居できてもライフラインの契約が間に合わない可能性があるので、実質的に家として住み始めることが出来るのは早くとも2週間弱といったところでしょう。
逆に契約から入居までの最長期間は?
契約から入居までの最長期間は1ヵ月ほど。
というのも、即入居可の賃貸物件は空室を早く埋めたい意図が強いです。なので、入居まで長い期間を空けるのは、大家さん側からすると嬉しいことではありません。
1ヵ月ほどなら待ってくれる可能性は高いですが、2ヵ月や3ヵ月となると、その間の家賃を支払う必要があるでしょう。
即入居可の賃貸物件はやばい?:まとめ
即入居可の賃貸物件がやばいと言われる理由は上記の通りです。
即入居可の賃貸物件は、基本的に何かしらの難点があるケースが多いです。なので、即入居可の賃貸物件を選ぶ際は、即入居可になっている理由を明確化しておくと良いでしょう。
ちなみに賃貸物件を新しく契約する場合は39roomを活用すると、仲介手数料が0円もしくは39,000円になります。初期費用が10万円単位で変わる可能性もあるので、ぜひご活用ください。
\ Amazonギフト券3,000円分プレゼント /
※予告なく終了する場合がございます。
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