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【後悔?】半地下はやめたほうがいい理由7選!地下のある家やマンションのデメリットを徹底解説

【後悔?】半地下はやめたほうがいい理由7選!地下のある家やマンションのデメリットを徹底解説

半地下(はんちか) とは、地面よりも少し低い位置にあるが、完全には地下にはなっていない建物の一部のことを言います。

夏場は涼しく遮音性にも優れており、家賃まで安いというメリットがありますが、一方で知っておかないと後悔するようなデメリットが多いのも事実

そこで今回は「半地下はやめたほうがいいと言われる理由」を不動産のプロが徹底解説していきます。

本記事を読むことで、自分が半地下物件に向いているのかが分かり、物件選びで後悔せずに済みますよ。

この記事の監修者
監修者 大槻陽一
大槻 陽一

株式会社GKコンサルティング代表取締役。累計5,000件以上の不動産契約の実績を持つ。仲介手数料が0円になる39room/01HOUSEを提供中。

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目次

半地下はやめたほうがいいと言われる理由

結論から言うと、半地下はやめたほうがいいと言われる理由は以下の通りです。

順番に見ていきましょう。

やめたほうがいい理由①:湿度が高くカビやすい

半地下の住居は、地面に接している部分が多いため、湿度が高くなる傾向があります。​

ちなみに湿度が60%を超えると、カビの活動が活発になり、繁殖速度が速まるとされています。 ​湿度が75%以上になると、カビが非常によく生える環境となります(参照元:文部科学省)。 ​

また、地下室は日当たりが悪く、換気が難しいため、湿気がこもりやすいです。​さらに、コンクリートの壁は熱伝導率が高く、結露が発生しやすいことも湿度上昇の一因となります。​これらの理由より、半地下の住居はカビが発生しやすいんですよね。

カビは、アレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器系の疾患に繋がる可能性もあるため、ハウスダスト等のアレルギーをお持ちの方は避ける方が無難でしょう。

やめたほうがいい理由②:虫が侵入・発生しやすい

半地下の住居は、地面に近い位置にあるため、虫の侵入や発生が起こりやすいです。

​加えて、湿度が高い環境は、虫の生息に適しており、カビやダニなども増えやすいです。​他にも、ゴキブリなどの害虫も湿気の多い場所を好みます(関連記事:【ゴキブリ】賃貸の消毒料は何してる?引っ越し前の害虫駆除は意味ない/いらない?)。

また、1階よりも低い場所に位置しているため、シンプルに虫が侵入しやすいです。ただ、1階・2階・3階とゴキブリ等の虫が出る確率に大差はないため、そこまで気にしても仕方ないでしょう。

やめたほうがいい理由③:外の臭いが入ってきやすい

半地下の家は、地面に近い位置に窓や換気口が設置されていることが多いので、外部の臭いが室内に入り込みやすいのがデメリット。

家が道路に面している場合や近隣に飲食店がある場合だと、外部から臭いが室内に入ってくる可能性が高いです。また、湿度が高い環境の場合、臭いがこもりやすいのもデメリットと言えるでしょう。

なので、半地下の物件を選ぶ場合は、物件付近に飲食店がないことを確認するのがおすすめ。喫煙者が多い地域でないか?の確認もしておくと良いですよ。

やめたほうがいい理由④:冬は温度が下がりやすく寒い

半地下の家は、地面に接している部分が多いため、外気温の影響を受けやすく、冬季には特に室温が低くなりがち。

コンクリートの壁の場合、熱伝導率が高く外気の冷たさが室内に伝わりやすいので、より温度が下がりやすく、暖房の効きも悪いデメリットがあります。

また、湿度が高いと、体感温度を低く感じやすいです。なので、通常のレイアウトよりも冬に電気代がかかりやすいですね。

やめたほうがいい理由⑤:大雨だと浸水するリスクがある

半地下の家は、地面より低い位置に位置しているため、大雨や洪水時に浸水するリスクが高いです。

​近年では、気候変動により短時間に大量の雨が降るゲリラ豪雨や台風の発生が増えているので、当該都市部の排水能力を超える雨量になるケースも増えていく可能性があります。

また、半地下の家は地下水位の上昇や湧水の影響も受けやすいです。​山間部に位置する住宅では、融雪水や湧水が建物内部に浸入するケースも。地下水の湧出地点が多く存在し、簡易水道源となっている地域で、基準を超えるヒ素が検出された事例もあります。 ​

なので、特に山間部やダム近くの半地下物件は避ける方が無難と言えるでしょう。

やめたほうがいい理由⑥:リフォーム費用が高くなりやすい

半地下の家は、特殊な構造ゆえにリフォーム費用が高額になる傾向があります。​

地下部分の工事は技術的な難易度が高いため、一般的なリフォームに比べて施工費用が増加することが多いです。​

例えば、半地下の施工費用は一坪あたり50万円から100万円程度であることが多いです。 ​主な内容としては、地盤の掘削、土の運搬・処分、鉄筋コンクリートの構造体の設置、防水処理など。​

なので、中長期的に半地下物件の購入等を考えている場合は、費用的に問題がないかを確認しておくと良いでしょう。

やめたほうがいい理由⑦:太陽光が届かないため気が落ち込みやすい

半地下の家は、構造上、日光が十分に差し込まないことが多いです。

​日光を浴びることで、脳内でセロトニンという神経伝達物質が分泌されるのですが、この​セロトニンは感情の安定や意欲の向上に関与しており、「幸せホルモン」とも呼ばれる大切なもの。

​しかし、日光を浴びる機会が少ないと、セロトニンの分泌が減少し、気分の落ち込みやストレスを感じやすくなることあるんですよね。

また、セロトニンは夜になるとメラトニンという睡眠を促進する物質に変化します。日中に十分な日光を浴びてセロトニンを生成しないと、夜のメラトニン分泌が不十分となり、睡眠の質が低下する可能性もあるわけです。さらに、日光不足は※季節性うつ病(SAD)とも関連性があります。​

太陽光はビタミンDの体内生成にも関わっているため、あまりに日光を浴びないとビタミンD不足に陥る可能性も。なので、半地下物件に住むにしても、日光は浴びるようにしましょう。

※日照時間が短くなる秋から冬にかけて発症し、春から夏にかけて症状が改善する特徴を持つ感情障害

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地下のある家やマンションに住むメリット

ただ、もちろん半地下にはメリットもあります。例えば、以下のようなメリットです。

順番に見ていきましょう。

メリット①:家賃が安い

半地下の家は、一般的な地上階の物件と比べて家賃が安い傾向があります。

同じ広さや間取りでも、地上階よりも2割から3割程度家賃が安くなるケースもあります。

家賃が安い理由は、日当たりや換気の問題。半地下の住居は構造上、十分な日光が入らず、湿気がこもりやすいというデメリットがあります。そのため、借り手がつきにくく、家賃を低めに設定している物件が多いわけです。

また、築年数の古い物件が多いことも、家賃が安くなる理由の1つ。半地下の家は、建物の構造自体がリフォームしにくいため、古いまま貸し出されることが多く、その分家賃が低いことが多いです。

家賃を抑えつつ広めの部屋に住みたい人や、都市部でコストを抑えながら生活したい人にとっては、半地下物件は良いかもしれませんね。

メリット②:夏場に涼しい

半地下の家は、夏場に涼しく過ごしやすいというメリットがあります。

地面に囲まれている構造のため、外気温の影響を受けにくく、猛暑の日でも室温が比較的安定しやすいのが特徴です。

また、日差しが直接差し込むことが少ないため、室温の上昇を抑えやすいです。マンションやアパートの最上階では、直射日光の影響で夏場は非常に暑くなりますが、半地下ではその心配が少なく、冷房の使用を抑えることも可能です。

ただ、前述した通り、冬場は寒くなるので注意が必要ですね。

メリット③:地震に強い構造

半地下の家は、一般的な地上階の建物に比べて地震に強い構造です。

建物の重心が低く、地盤にしっかりと固定されているためですね。特に、鉄筋コンクリート造の半地下住宅は、耐震性が高いとされています。

建物が地中に埋まっていることで、揺れの影響を受けにくくなるのもメリット。地上階の建物は、地震の揺れが直接伝わり、上層階ほど大きく揺れますが、半地下は地盤に囲まれているため、地震の揺れを吸収しやすく、横揺れが抑えられるわけです(縦揺れの場合はまた別ですが)。

ただ、耐震性が高いとはいえ、地盤の状態や施工の質によって影響を受けることもあります。地下水が近くにある場合は、防水対策がなっていないと水害リスクもあるので、入居前に確認しておくと安心でしょう。

メリット④:湿度を保ちやすい

半地下の家は、地上階に比べて湿度が安定しやすいです。

地中に囲まれているため、外気の影響を受けにくく、乾燥しにくい環境を維持できるのがメリットですね。

冬場は、空気が乾燥しやすく、地上階では湿度が40%以下になることも珍しくありません。乾燥すると、肌荒れや喉の痛みが起こりやすくなり、ウイルスが空気中に長く漂うため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるリスクも高まります。一方、半地下は湿度を一定に保ちやすく、乾燥による影響を軽減できるのがメリットです。

また、観葉植物を育てる際にも、適度な湿度が保たれる半地下は最適。木製家具や楽器など、湿度の変化に敏感なものを保管する場合にも、半地下が向いているケースがあります。急激な湿度の変化がないのも半地下のメリットと言えるでしょう。

メリット⑤:防音性に優れている

半地下の家は、防音性が高いというメリットもあります。

地面に囲まれている構造のため、外部の騒音が軽減されるだけでなく、室内の音も外に漏れにくくなります。そのため、静かな環境で生活したい人や、楽器の演奏や映画鑑賞を楽しみたい人向き

ピアノやギターなどの楽器は、音が大きく近隣の住人に迷惑をかけることがありますが、半地下であれば音漏れを最小限に抑えることが可能です。また、映画やゲームを大音量で楽しみたい場合でも、周囲を気にせずに使用できるのがメリットと言えるでしょう。

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【SNS調査】半地下はやめたほうがいい派の声

次に、SNSで半地下はやめたほうがいい派の声を調査しました。

検索すると「半地下 やめたほうがいい」「半地下 後悔」と出てくるので、別観点からの意見を見ていきましょう。

やめたほうがいい派①:以前のマンションが水没した記憶がある

半地下はやめたほうがいいぞ(以前のマンションが水没した記憶がある)

やめたほうがいい派②:家賃安い以外のメリットはないのだろうか

半地下、デメリット多くない?家賃安い以外のメリットはないのだろうか

やめたほうがいい派③:工事の音と振動がひどい

半地下物件のデメリット。工事の音と振動がパネエ。やかましくて夜しか寝れないって!!

やめたほうがいい派④:半地下は電波の入りが超悪い

おおー。半地下で電波の入りが超悪いというデメリットがフリーWi-Fiの導入で解消されてる。すげえ嬉しい。GJ!

やめたほうがいい派⑤:半地下の欠点は大雨で浸水したら全部ダメになる事

半地下の欠点は、大雨で浸水したら全部ダメになる事かな。なので周囲より高いところにある半地下物件。

半地下はやめたほうがいい派の声:まとめ

半地下はやめたほうがいい派の声をまとめると上記の通り。

半地下はやめたほうがいい派の声
  • 工事の音と振動がひどい
  • 半地下は電波の入りが超悪い
  • 以前のマンションが水没した記憶がある
  • 家賃安い以外のメリットはないのだろうか
  • 半地下の欠点は大雨で浸水したら全部ダメになる事

水害に関する声が多かったです。

他にも、防音性に優れている一方で、近くで工事等が起こっていると振動が大きいことがあるので、工事が頻繁に行われている地域ではデメリットが大きいかもしれません。

【SNS調査】半地下はおすすめ派の声

次に、SNSで半地下はおすすめ派の声を集めてみました。

順番に見ていきましょう。

おすすめ派①:半地下状態の1階の部屋が意外に住みやすかった

次引っ越すならベランダガーデニングしやすい部屋にする。オートロックやベランダ側の囲いがしっかりしてれば1階でも安全だし、半地下状態の1階の部屋が意外に住みやすかった実例もある。断捨離進めて仕事がんばろ。

おすすめ派②:半地下構造の利点は今日のような猛暑の日に分かる

半地下構造の利点は今日のような猛暑の日に分かるというもの。その分、冬場の寒さは尋常ではないので、他の人よりも気温が低いところに住んでいることのメリット・デメリットの両方あります。少なくとも今年はより節電に努められます。

おすすめ派③:ピアノを弾くなら音が気にならない半地下が良い

過去、半地下の部屋を買っていて、売る時に野〇不動産の方が連れてきてくれた方がピアノを弾く方だった。音が気になるのでむしろ半地下がメリットとのこと。普通は半地下って人気ないみたいなんだけど、人により考え方と求めるものは違うよね〜と思った。(私は秘密基地感が好きだった)

おすすめ派④:静寂でヒンヤリとした湿度も居心地が良い

半地下の部屋のあるお宅で仕事をします。重いものを引きずって窓から入られて、これは楽ちん。通りゆく人を窓から眺めると、下半身だけが見えてゾクゾク(目が合う心配もなし)。半分土の中に埋もれているからでしょうか、静寂でヒンヤリとした湿度も居心地が良い。半地下のメリットを発見しました

おすすめ派⑤:外の風景や音がほとんど聞こえてこない

明日から二日間集中。疲れるだろうなあ。講義室が地下1階、正確には半地下1階で、外の風景や音がほとんど聞こえてこないのはメリットか?

半地下はおすすめ派の声:まとめ

半地下はおすすめ派の声をまとめると上記の通り。

半地下はおすすめ派の声
  • 外の風景や音がほとんど聞こえてこない
  • 静寂でヒンヤリとした湿度も居心地が良い
  • 半地下状態の1階の部屋が意外に住みやすかった
  • ピアノを弾くなら音が気にならない半地下が良い
  • 半地下構造の利点は今日のような猛暑の日に分かる

防音性に関する声が多かったです。

特に音楽関係を自宅でやりたい場合に適しているでしょう。夏場は涼しく音が入りにくいので、集中する部屋としての活用価値も高そうですね。

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半地下はやめたほうがいい理由:まとめ

半地下はやめたほうがいいと言われる理由をまとめると上記の通りです。

ただ、半地下にもメリットはあるので、人によっては悪い物件ですし、人によっては良い物件にもなるでしょう。メリット・デメリットを把握し、自分に適しているか?を確認してみてください。

ちなみに39roomという不動産仲介サービスを活用すると、仲介手数料が0円(最大39,000円)まで節約可能。ぼったぐりの可能性を交渉せずに無くせるので、楽に安く賃貸契約をしたい方はぜひご活用ください。

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