【不人気】和室の賃貸はやめとけ?畳が気持ち悪い?デメリットを徹底解説!

【不人気】和室の賃貸はやめとけ?畳が気持ち悪い?デメリットを徹底解説!

新築や築浅の物件ではめっきり少なくなってきましたが、和室の賃貸を見かけたことがある人はおられるでしょう。

例えば都内では、1LDK以上など比較的広めの部屋タイプで和室の物件は今でも多く存在してます。

そんな和室の賃貸ですが「やめとけ」、「畳が気持ち悪い」、「畳はデメリットしかない」という声も。実際和室付きの賃貸には思わぬ落とし穴やデメリットも存在し、後から後悔される方もおられるんですよね。

そこで今回は、「和室の賃貸がやめとけと言われる理由/デメリット」を不動産のプロが徹底解説します。

また、和室の賃貸に住むことのメリットについても解説しているので、和室付き賃貸のメリット/デメリットを把握したうえで後悔のない賃貸選びをされたい方は是非最後まで御覧ください。

この記事の監修者
監修者 大槻陽一
大槻 陽一

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目次

【7選】和室の賃貸はやめとけと言われる理由/デメリット

結論、和室の賃貸はやめとけと言われる理由(デメリット)は以下の7つです。

順番に解説していきますね。

理由(デメリット)①:古い物件の場合が多い

一つ目は、そもそも古い物件の場合が多いこと。

現代の賃貸ではフローリングの床式が採用された洋室タイプが主流になってきており、和室付き賃貸の全体数は減りつつあります。

つまり築年数が一定ある、リノベーションやリフォームがされていない古い賃貸物件で、和室がついているケースがしばしば。

和室云々というより、物件自体の外観や設備が悪い可能性があるという点で和室の賃貸は敬遠されやすくなるのです。

理由(デメリット)②:へこみ傷がつきやすい

和室の畳はへこみ傷やひっかき傷が材質上つきやすいです。

フローリングであれば一定上からの圧力に強いものの、畳の場合家具などの重みでへこんだり傷がつきがち

また、部屋の模様替えの際に家具を運ぶときに引きずることで、簡単にひっかき傷が畳についてしまうリスクがあります。

畳はデリケートであるゆえに、外観を気にしやすい人には要注意な床素材なのです。

理由(デメリット)③:シミやカビがつきやすい

和室に使用されている畳、障子紙、襖いずれにせよ天然素材を利用しているものが多く湿気に弱いという特徴を有しています。

つまり、室内が多湿の場合すぐにシミやカビになってしまうというリスクがつきもの。

高温多湿の梅雨など時期のよっては、除湿機を用意するなど湿気を部屋にため込まないための対策が必要です。

理由(デメリット)④:埃がたまりやすい

埃がたまりやすいというデメリットもあります。

これは和室が、畳、襖、障子など凹凸や隙間を多く持つ構造をしているため。放置していると部屋の見落としがちなところにすぐに埃がたまってしまうのが和室の特徴です。

特に埃アレルギー等を持っている方には、掃除等含めて和室付き賃貸は負担が大きくなりがち。

理由(デメリット)⑤:掃除やメンテナンスが面倒

和室付き賃貸は掃除やメンテナンスが大変面倒です。

フローリング床式を採用している洋室タイプと異なり、掃除機で楽に掃除をするということが和室では困難。

先述したように、畳、襖、障子など凹凸や隙間を多く持っているために箒や雑巾を使って手拭きで掃除をする必要があるためです。

一回一回、障子などの破れやすい素材に気を付けながら、隅々まで手作業で埃や汚れを拭き取る作業はなかなかの労力。

しかも、衛生面を考えるとこまめな掃除やメンテナンスが必要になることを考えると面倒ですよね。

理由(デメリット)⑥:畳を気持ち悪く感じる

人によって畳を気持ち悪く感じることも和室付き賃貸がやめとけと言われる理由。

ちなみに人によっては、畳を気持ち悪く感じる理由は以下の通り

畳を気持ち悪く感じる理由
  • 衛生面が心配
  • ダニなどの害虫リスク
  • 匂いが嫌
  • 雰囲気が怖い

先述したように、カビやシミなど汚れがつきやすく変色しやすい畳が不衛生で汚いというイメージを持つ人が多いとか。

また、埃や湿気をためこむことで発生しやすいダニなどの害虫リスクも不快に思われがちです。

他には、畳の原料であるイグサ固有の匂いを苦手に感じたり、畳にじめじめして薄暗い事故物件のような印象を覚え怖い、気持ち悪いと考える人もいるようです。

ちなみに和室付き賃貸が直近で不自然に洋室にリフォームされている場合は、事故物件の可能性が疑われる場合もあるので要注意ですよ。

次の引越し先、エアコン暖房完備/ガス台と洗面台付きの3LDKで4万って、やっぱ事故物件説ある?和室が何故か入居時に無断で綺麗な洋室に変わってたんだけどさ。電気も洋風に変わってたし。土地神のお付が結界張ってくれたせいで元の状態分からないから判別できないんだよね。彼ぬんと話してたの

事故物件を確度高く、見分けるための方法は以下の記事にて解説していますので是非ご参考に。

理由(デメリット)⑦:退去費用が高くなりがち

最後のデメリットは、退去費用が高くなりがちなこと。

和室付き賃貸の場合、退去時に畳の障子や襖の張替え費用等が高額になる可能性があります。

先述の通り、和室自体注意を払わないと傷や破損リスクの高いデリケートな設備が多いためこの点は注意が必要でしょう。

参考までに、和室付き賃貸で退去費用としてかかる可能性のある項目とおおよその費用相場を以下の表に掲載しましたのでご参考までに。

費用項目費用相場
畳の表替え5,000~10,000円/畳
畳の裏返し3,000~6,000円/畳
畳の新調10,000~20,000円/畳
襖紙の張り替え3,000~6,000円/枚
襖自体の交換10,000~15,000円/枚
障子紙の張り替え2,000~5,000円/枚
障子枠の交換8,000~12,000円/枚
※あくまでも目安であり、物件の地域、状態、管理会社によって若干異なります

和室にまつわる部分のみで、このように費用項目が増えてそれぞれがそれなりに高額負担になる可能性があるのはデメリットといえますよね。

畳のメンテナンス方法のすみわけ
  1. 畳の表替え
    • 畳床(畳の中身)はそのままに、畳表(表面のゴザ部分)を新しいものに取り替える作業
    • 縁(へり)も新しいものに交換
    • 畳の見た目が新品同様
    • 新しい畳表と縁を使うため、費用は裏返しより高くなる
    • 畳表が擦り切れたり、汚れが目立つ場合に使われる
  2. 畳の裏返し
    • 畳床(畳の中身)はそのままに、畳表を裏側に返して再利用する方法
    • 縁(へり)は新しいものに交換
    • 畳表を新しい面に替えるだけなので、表替えよりも費用が安め
    • 畳表が大きな損傷や汚れがない場合に限定して利用される
    • 畳表自体は新しくならないため、畳表の寿命が短い場合には適用不可

【4選】和室の賃貸のメリット

和室の賃貸について、勿論デメリットしかないわけではなく、きちんとメリットも存在します。

それは以下の4つです。

和室の賃貸のメリット
  • 家賃が安め
  • 気候に限らず過ごしやすい
  • 生活音が抑えられる
  • 収納スペースが広く空間アレンジがしやすい

順番に見ていきましょう。

メリット①:家賃が安め

一つ目は家賃が安めなこと。

冒頭で述べたように、最近の賃貸は洋室タイプが主流になっており和室の賃貸の人気は低く、家賃が安く設定されている場合が多いです。

また、人気が出にくいということで入居前に家賃交渉をしやすいというメリットもあります。家賃交渉のコツについては以下の記事にて詳細に解説していますので是非参考にしてみてください。

メリット②:気候に限らず過ごしやすい

二つ目は、気候に限らず過ごしやすいこと。

和室の畳は元来、四季によって気温や湿度の変化が激しい日本の気候に合わせて採用されたものです。

畳の断熱性、吸湿性は夏に涼しく、冬に温かい環境を居住者に提供してくれます。フローリング床と比較してちょうど良い温度を保ってくれるのでくつろぎやすさにも。

エアコンが苦手という人や、光熱費を抑えたいという人には和室のメリットは大きいといえるでしょう。

メリット③:生活音が抑えられる

三つ目は、生活音が抑えられるというもの。

和室の畳の場合、フローリングと比較するとクッション性が強く、特に上下階での足音などの生活音を響きにくくすることができるという特性があります。

ただし、床以外にも壁が薄いことで音が響きやすい古い物件もあるので注意は一定必要です。

メリット④:収納スペースが広く空間アレンジがしやすい

四つ目は、収納スペースが広く空間アレンジがしやすいこと。

和室にはほとんどの場合押し入れがあり、広い収納スペースとして機能します。洋室に定番のウォーキングクローゼットよりもデッドスペースが少なく何かと使い勝手が良いのが押し入れ。

洋服や電化製品など荷物が多く、追加の収納家具をなるべく買いたくないという人にはおすすめできます。

また、収納スペースが広く使い勝手がよいことで、居室スペースを広くとることができるため空間アレンジをしやすくなるというわけですね。

【SNS調査】和室の賃貸で後悔したこと

次に、SNSで和室の賃貸で後悔したことを調査しました。

検索すると、「和室 賃貸 後悔」で複数ヒットしたので、別観点からの意見を見ていきましょう。

後悔①:暗くて古臭くてボロい

和風の空間が嫌だ…暗くて古臭くてボロいんだもん 東京ミッドタウンみたいな和風だったら好きなんだけど、賃貸の和室ってただただ古くてボロいだけだからダメだ

後悔②:畳下はGの溜まり場だから嫌

安い賃貸って和室があるけど畳下はGの溜まり場だから嫌なんだよな〜〜それがなければそのまま寝転がれるし便利だけど

後悔③:結構不便

和室は住んでからわかる、結構不便。 複数の部屋の1つや2つが和室なら良いけど、ダイニングキッチン以外全部和室だとちょっとね。

後悔④:虫が出て気持ち悪い

部屋の掃除しないとあかんな
最近、和室に黒い小さい虫めっちゃ出てくるの気持ち悪い、、
あいつとの戦いこの時期多いのよ
うちだけか、、

後悔⑤:退去費用が高額だった

引っ越したら掃除代5万円と畳と襖の交換費用で退去費用が13万円だったよ。
過失はなにもないので退去費用はほぼ交換費。
和室の文化は廃れないでほしいけどこんなに費用がかかるならフローリングがいいって思ってしまう。

和室の賃貸で後悔したこと:まとめ

和室の賃貸で後悔したことをまとめると以下の通り。

和室の賃貸で後悔したこと
  • 暗くて古臭くてボロい
  • 畳下はGの溜まり場だから嫌
  • 結構不便
  • 虫が出て気持ち悪い
  • 退去費用が高額だった

掃除や手入れが大変なことや、古くて汚いといった声がちらほら

また、夏場に湿気や虫が出ることを気持ち悪く感じる人や退去費用で高額な請求がきて後悔したという人も確認できました。

一部屋のみ和室の物件ならまだしも、ほぼ全部屋が和室のタイプのものだとそれなりに大変なことは多くなりますね。

その点こだわりがない限りは、洋室タイプの賃貸の方が面倒ごとは少ないといえるでしょう。

【後悔しない】和室の賃貸を選ぶ判断基準

最後に後悔しない和室の賃貸を選ぶ際の判断基準を解説します。

和室の賃貸への入居を迷われている方は、以下の判断基準を参考に最終的な判断をなされるとよいでしょう。

順番に紹介しますね。

判断基準①:家賃をとにかく抑えたいか

一つ目は家賃をとにかくおさえたいかどうか。

物件選びの際に家賃を安くすることをとにかく第一に重視したいという方には和室付き賃貸はおすすめ。

基本設定の家賃も安いことが多いですし、オーナーへ家賃交渉をしてさらに安くしてもらうことができる可能性もあります。

ただし、家賃を安くすることにこだわりすぎて生活のための最低限の基礎設備周りなどが疎かな物件入居はやめておいた方がよいでしょう。

また、極端に家賃が安すぎる場合、事故物件の可能性もあるので注意が必要です。

判断基準②:掃除が苦ではないか

二つ目は、掃除が苦ではないかどうか。

ここまで説明した通り、和室は畳、襖、障子を中心にこまめな掃除を要します。また、掃除の際に雑巾や箒などで手作業ベースで細かく行なう必要も

正直普段からこまめな掃除が苦手という人には和室の賃貸はおすすめできないので選ばない方がよいでしょう。

判断基準③:和風デザインへのこだわりの有無

三つ目は、和風デザインへのこだわりの有無。

日本の「和」の文化にこだわりがあり、生活空間自体、和風デザインで彩りたいという方には和室の賃貸はおすすめです。

また、エアコンよりも古い日本家屋固有の断熱機能や吸湿機能によって気候に合わせた、より自然な居心地の良い空間に身を置きたいという人にも向いているといえるでしょう。

判断基準④:高額な退去費用請求リスクの有無

四つ目は、高額な退去費用請求リスクの有無。

先述の通り、和室の賃貸は高額な退去費用請求がある場合があります。

ただし、国土交通省の住宅の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にもあるように、経年変化による畳や襖、障子の消耗であれば費用負担は基本的に家主側にあります。

ただし、家具等のひっかき傷や何かをこぼした時の畳のシミや汚れであれば借主負担となるケースとなる場合が多いです。

また、畳や障子、襖の使用素材によっては金額が大きかったり、そもそも退去時に畳の修繕費用を入居者負担とする旨を特約事項でつけている場合もあるので注意。

事前に不動産会社へこの辺りのことをよく確認しておきましょう。

判断基準⑤:生活スペースを広く確保したいか

五つ目は、生活スペースを広く確保したいかどうかです。

床に直座りで、居室に置く物を最小限にして広いスペースを確保したい方には和室の賃貸は向いているといえます。

洋室の場合、ベッドやソファ、テーブルにスペースをとられて居室に圧迫感が出がちな反面、和室の場合は押し入れに布団や荷物などを収納することができるため広々と快適な空間をつくることができます。

和室の賃貸はやめとけ?:まとめ

和室の賃貸がやめとけといわれる理由(デメリット)は以下の通り

和室の賃貸にはデメリットしかないわけではなく、メリットも存在することを理解したうえで以下の判断基準に沿って自分が和室付き賃貸への入居が向いてるかどうか判断するのがおすすめです。

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