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【賃貸】軽量鉄骨はやめとけ/やばい?騒音は気にならない?実態を徹底解説!

【賃貸】軽量鉄骨はやめとけ/やばい?騒音は気にならない?実態を徹底解説!

賃貸への引っ越しを検討している際に軽量鉄骨造の物件を見つけることがあるはずです。

軽量鉄骨の賃貸は家賃相場が安いことも多く、魅力的な点が複数存在します。

しかし、一方で「軽量鉄骨アパートはやめとけ/やばい」、「騒音が気にならないか不安」という声があることも事実。

実際に、軽量鉄骨の賃貸に住むことにはメリットのみならずデメリットもあります。

そこで今回は賃貸アパートで軽量鉄骨がやめとけ/やばいと言われる実態や理由について累計5000以上の取引経験のある不動産のプロが徹底解説します。

本記事にて、軽量鉄骨の賃貸アパートのメリットとデメリットそれぞれを理解したうえで後悔のない物件探しを行いましょう。

この記事の監修者
監修者 大槻陽一
大槻 陽一

株式会社GKコンサルティング代表取締役。累計5,000件以上の不動産契約の実績を持つ。仲介手数料が0円になる39room/01HOUSEを提供中。

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目次

【基礎知識】軽量鉄骨造とは

そもそも軽量鉄骨造の建物とはどういったものなのでしょうか?まずは基礎知識について解説します。

鉄骨造とは、建築における構造様式の一つで骨組み部分に鉄骨を使って建物を建設する方法のこと。

鉄骨の鋼材として厚さ6ミリ以下のものを用いている場合が軽量鉄骨、6ミリ以上は重量鉄骨という定義になります。

また、軽量鉄骨造は部品や材料を工場で予め製造し、建設現場で組み立てる方式をとるプレハブ(プレファブリケーション)工法がとられることが多いです。

軽量鉄骨はその軽量性と強度のバランスが取れているため、工期短縮やコストカットが可能という利点を持ち住宅や小規模な商業施設などの建設に頻繁に採用されていることも。

ちなみに軽量鉄骨造を含めて建物の構造様式として主要なものは以下にて挙げておきますのでご参考までに。

主要な建物の構造様式
  1. RC(鉄筋コンクリート)造:
    • 鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造。
    • 耐火性、耐震性が高い。
    • 高層建築に適している。
  2. SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造:
    • 鉄骨のフレームに鉄筋コンクリートを組み合わせた構造。
    • RC造よりもさらに高い耐震性と耐火性を持つ。
    • 高層ビルや大規模施設に多用される。
  3. 木造:
    • 木材を主要な構造材として使用。
    • 伝統的な日本の建築に多いが、近年は耐震技術の向上により安全性が向上。
    • 環境に優しい選択肢としても注目されている。
  4. S造(鉄骨造):
    • 鉄骨を主要な構造材として使用。
    • 組み立てが容易で、工期が短縮可能。
    • 大スパンが可能で、商業ビルや工場などに適している。

軽量鉄骨はやめとけ/やばい?デメリットは?

何故、軽量鉄骨造の賃貸アパートはやめとけ、やばいと言われてしまうのか。

結論、軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)は以下の通りです。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)

順番に見ていきましょう。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)①:防音性が低い

一つ目は防音性の低いこと。

よく木造住宅は防音性能が低く、隣や上の住民の生活音がうるさいと感じやすいという話がありますが、正直軽量鉄骨住宅も大差ありません。

軽量鉄骨造は防音性や遮音性を重視してアパートを選びたいという方には、高い性能を持つRC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造と比較するとあまりおすすめできない建物構造といえます。

ただし、生活音の気になり方は人によりますし近隣住民やエリアの状況によるところも多いので懸念のある方は不動産会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

夜間に騒がしい繁華街近くのエリアや近隣に小さい子供連れの家族が居住している場合、建物構造に関係なしに騒音問題に悩まされるリスクはつきものです。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)②:断熱性/通気性が低い

二つ目は、断熱性/通気性が低いこと。

これは軽量鉄骨造に利用されている鋼材が材質的に熱を伝えやすくなおかつ調湿、吸湿性がないことに起因します。

つまり軽量鉄骨造のアパートの夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすくなる可能性があります。断熱性や通気性を上げるための工夫を凝らすことで一定解消余地はありますが、エアコン等の使い過ぎによる電気代の高騰にも注意が必要といえるでしょう。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)③:火災時の強度低下

三つ目は、火災時の強度低下。

一般的に木造の建物と比較すると、軽量鉄骨造の場合は火災時のリスクは低いとされます。理由としては鉄骨自体は非燃性であるゆえに、火災拡大速度を遅いことと木材と比べると鉄骨自体の耐火性は高いため。

しかし、鉄骨でも長時間高温にさらされることで強度は低下しやすく、さらに他の内装材や断熱材が燃えやすい材料を使われている場合が多いために火災による建物の倒壊リスクを排除できないのです。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)④:腐食のリスク

四つ目は、腐食のリスク。

鉄骨は湿気や塩害により錆びやすい性質を持っているので、特に沿岸部など海に近いエリアや湿度の高い場所では定期的なメンテナンスが必要になります。

ただし、メンテナンスや工法できちんとした対策がとられていればこのリスクは回避できるので気になる方は物件の担当者やオーナーに問い合わせるのがよいでしょう。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)⑤:間取りが制限されやすい

五つ目は間取りが制限されやすいこと。

軽量鉄骨造の場合、部品や材料を事前に工場で一定製造した後に組み立てを行うプレハブ工法をよく用いるため組み立てが比較的単純かつ楽になる分、完成できる間取りの種類が制限されやすいという特徴があります。

また、建物の基礎構造である柱や梁が鋼材でできているため後からリフォームをすることも困難なケースが多いことも。

ただし、これはあくまで家主やオーナーなど物件の所有者側のデメリットなので賃貸入居者の立場からするとほとんどデメリットにはならないでしょう。

軽量鉄骨造のメリット

もちろん、軽量鉄骨造にはメリットも複数存在します。

結論、それは以下の通りです。

順番に解説していきますね。

軽量鉄骨造のメリット①:耐震性が高い

一つ目は耐震性が高いこと。

軽量鉄骨造の場合、材質的に軽量で柔軟性があることにより地震の揺れに対して建物が柔軟に対応しやすく倒壊リスクが木造住宅と比較すると低くなるというメリットがあります。

また、そもそも軽量鉄骨造を取り入れている建物は1~3階のアパートなど比較的低層のものが多いため物理的に地震の揺れの影響を受けにくいという事実も。

逆に高層マンション等は、RC造やSRC造であることが多く強度的に対策がしっかりとなされたつくりであるものの特に高層階であれば地震の大きな揺れに対するリスクは一定免れません。

軽量鉄骨造のメリット②:耐用年数が長め

二つ目は、耐用年数が長めであること。

軽量鉄骨の場合、アパート等の事業用建物の法定耐用年数は鉄骨の鋼材の厚みが3mm以下、3mm超4mm以下、4mm超の場合それぞれで19年、27年、34年と定められています。

ちなみに木造アパートの法定耐用年数の22年と比較すると長めといえるでしょう。

また現代の建築技術は進化し続けており、実際の建物寿命は法定耐用年数よりもメンテナンス次第でかなり長くなることが一般的であり、軽量鉄骨造りの場合は60年を超えることも可能とされています。

しかも、使用されている鉄骨部材は部分的な修理や交換など含めて比較的メンテナンスが行いやすいこともメリットです。

軽量鉄骨造のメリット③:家賃が安め

三つ目は家賃が安めであること。

先述の通り、軽量鉄骨造の物件は特性的に工事工数がかかりにくく建築コストが削減されているために築浅でも比較的家賃相場が安めであることが一般的です。

新築や築浅のきれいかつ、木造よりも丈夫な構造を持った物件に入居したいと考えている人にとっては、軽量鉄骨造のアパートはコスパが良いといえます。

軽量鉄骨造のメリット④:クオリティに差が出にくい

四つ目は、クオリティに差が出にくいこと。

軽量鉄骨造の建物は、プレハブ工法で建てられることが一般的であるために建築クオリティに差が出にくいです。テンプレを組んだうえで設計が行われるためですね。

つまり、建物構造の質にハウスメーカーごとに当たり外れがないために欠陥住宅などに当たってしまうリスクを抑えることができます。

【SNS調査】軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声

次に、軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声をSNSで調査しました。

該当するものが複数確認できたので以下にて紹介していきますね。

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声①:熱を溜め込んで暑い

軽量鉄骨のアパートが熱を溜め込んでクソ暑いんですが…

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声②:木造並みに壁薄くて防音性能が残念

マンション・アパートで暮らす場合のルールとか知らないのか?
軽量鉄骨は木造並みに壁薄くて防音性能が残念なの気付かないの?
何度もチャリ移動させられてんのに懲りずに共用スペースに停め続けるのは何故なの?
小さい不満が募っていく、つらい

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声③:ドンドン音がめっちゃ響く

引っ越ししたら、上に部屋がないので騒音問題一件落着!快適な新生活になりそう!と思っていた。
隣室夫婦に引っ越し初日にたまたま夫婦に会ったから軽く挨拶は交わした。小さい子どもと🐶がいるんです、とのこと。変な人ではなさげだけど建物が軽量鉄骨のせいかドンドン音がめっちゃ響く。

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声④:上がドタドタうるさい

安アパートなので上がドタドタうるさいし(築24軽量鉄骨)朝から何故かYBR125を30分くらい暖気してるアホもおる

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声⑤:寒い

住処、軽量鉄骨だから寒い(おそらく夏は暑い)けれど、なぜか夜は静か。私がごそごそしてて一番うるさくないか恐々してる。

軽量鉄骨の賃貸アパートに住んで後悔した人の声:まとめ

軽量鉄骨賃貸のアパートに住んで後悔した人の声
  • 熱を溜め込んで暑い
  • 木造並みに壁薄くて防音性能が残念
  • ドンドン音がめっちゃ響く
  • 上がドタドタうるさい
  • 寒い

軽量鉄骨造の賃貸アパートに住んで後悔をした人の声を複数確認することができました。

具体的には夏に熱を溜め込んで暑く、冬は寒いという声や生活音がうるさい、騒音が気になるという声が多かったです。

要は軽量鉄骨造特有の断熱性、通気性や防音性の低さなど機能面のデメリットに言及するものが多いといった印象でした。

ただし、築年も浅く、隣人環境が良い場合など特に気にならないといった意見や、むしろ安めの家賃でよい物件で出会えたという声も

軽量鉄骨造のメリット、デメリットを理解したうえで隣人環境や築年数など外的因子に気をつければ軽量鉄骨造でも良い物件選択は十分にできるはずです。

【賃貸】軽量鉄骨はやめとけ/やばい?:まとめ

軽量鉄骨造の賃貸アパートがやめとけ/やばいと言われる理由は以下の通りでした。

軽量鉄骨はやめとけ/やばいと言われる理由(デメリット)

軽量鉄骨造にはあくまでデメリットもメリットも存在することを理解したうえで、賃貸アパートを検討する際の一つの選択肢にされることをおすすめします。

特に軽量鉄骨の物件でよく言われる騒音問題については、近隣エリアや隣人によるところも多く角部屋や上下の音漏れのリスクを減らせるメゾネットタイプなど回避方法は複数存在しますので要ご相談下さいませ。

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